チーム･バチスタSP2011第4話あらすじ完全版

チーム･バチスタSP2011

[第4話]

04/27放送

フリージャーナリストの目黒(嶋田久作)は、病院に入院してからも、相変わらず収賄に関して取材を続けていた。そんななか目黒の容態が急変する。
そのとき夫を見舞いに来ていた目黒の妻・光子(広田レオナ)がいた。光子の鞄には「離婚届」が…。
「もうすぐ退院」と聞いていた目黒が突然の病変したことで、光子は取り乱す。

心臓の血管の一部が詰まり、心筋梗塞を起こして心臓が停止したのだ。

知らせを受けた救命チームが駆けつけた。
目黒の容態をみた速水(西島秀俊)は、カテーテル処置を行おうとする。
ところが、生憎、カテーテル室は満床だった。
そこで速水は「処置室で治療を行う」と言い出す。
処置室には、カテーテル治療を行うための設備が整っていないのに…。

このことを知った白鳥(仲村トオル) と田口(伊藤淳史)は「リスクが高すぎる」と反対するが、速水の意志はかわらなかった。

その決断に長谷川（戸次重幸）は反発する。
佐藤（木下隆行）も「無茶だ」と反対するものの、速水に言われて妻に同意をとりに行く。

そのとき、処置室の様子を疑う佐々木(堀部圭亮)の姿が…。
白鳥は佐々木に気づくと呼び止めて目黒について尋ねるが、しかし佐々木は目黒のことを「知らない」と言う。
白鳥は、佐々木たちが目黒に何かをしたのではないかと疑っているようだった。

心臓マッサージを受ける目黒を見て、光子は「治療をすれば助かるのか」と尋ねた。
速水は治療すれば「治る可能性がある」と答えるが、光子はまだ迷っている。

「もういいです。助からないなら、夫を楽にしてあげてください」光子はそう言うと泣き出した。
しかし、速水は心臓マッサージの続行を指示。
「助かるかもしれない命をこのままあきらめたくない」と速水は言った。

ようやくポータブルの使用許可が出るものの、治療の続行には家族の同意が必要だった。
それを聞いた光子は「よろしくお願いします」と手術の続行を望んだ。

処置が始まり、光子は外へ。
待っている間、光子は用意してきた離婚届をぼーっと眺めていた。
そこへ田口がやってきて、目黒が意識を失う前に発した言葉を光子に伝える。

「光子に…函館」

光子はその言葉を聞いて、「ほんとうに、そう言ったんですか!?」と確認した。
とても驚いている様子だった。
函館は2人の故郷。田口は光子とともに函館に帰ろうと決意していたのだ。

田口は命をとりとめたものの意識が戻らない。回復するかもわからなかった。

「退院間近の患者がどうしてこんなことになったのか」白鳥が責任追及を始めると、医者たちが動揺し始める。彼らも激務で神経をすり減らしていたのだ。

「このままじゃいつか患者を殺す。なんでみんな速水についていくんだ。どこまで無理すればいいんだ！」長谷川は叫んだ。長谷川は辞表を用意していた。

速水は平然とモニターを見つめていた。
白鳥がせかしても動揺することもない…。

速水は長谷川に「退職届を出せ」と要求すると、受け取った退職届をその場で破り捨てた。

「どうせあと43分で　患者は目覚める」という、速水。
それを聞いた長谷川は「ここにはやめる自由さえないのか」とつぶやいた…。

速水の言うとおり、43分後に目黒は目覚めた…。

光子の姿を確認した目黒は、「帰ろう。一緒に函館へ…」と声をかける。
光子は目黒の手をしっかり握り締めた…。

その様子に田口は微笑んだ。

「医療ミスだと簡単に言いたがる患者と医者を守らない国が俺たちを疲弊させているんだ…わかるか。厚労省」速水は白鳥に吐き捨てるように言うのだった。

その頃、三船事務長（利重剛）と佐藤（木下隆行）が話をしていた。
「あなたを後押しする準備はしてあります。ジェネラルを排除する覚悟がきまったら、ぜひご相談ください」三舟は佐藤に囁くのだった…。

「メディカル・アソートと速水、佐々木の関係は考えすぎじゃないか？」という田口。
そのとき、目黒から「会いたい」との連絡が…。

目黒は白鳥にある写真を見せた。
それは政治家・鴨志田議員のゴシップ写真だった。
その写真には佐々木の姿が…。

「鴨志田も、佐々木も、速水も、やばい匂いがする」目黒は白鳥に言った。

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