特命係長・只野仁ファイナル
[第35話]
01/29放送

女子大の新キャンパス建設予定地で、薫(桂亜沙美)という学生の遺体が発見される。
そこは電王堂が宣伝キャンペーンを手がける大学。
只野(高橋克典)は黒川会長(梅宮辰夫)から、真相究明を命じられた。

学内に潜入した只野は、まず学長の高木(江守徹)と会った。
高木は漢字の権威で、いきなり難しい漢字の読みを問われた只野は焦る。
やがて、高木が准教授の百合(横山めぐみ)が新キャンパス建設をめぐって対立関係にあることが分かった。

その後、遺体の発見現場で、難解な漢字が書かれた遺書らしきものが見つかった。
高木に見せると、それは「寂寞」という、生きる望みを詠んだ漢詩だという。
化学研究室から青酸カリが紛失していたことも分かるが、現場には薫の指紋が残っていた。

やがて、新キャンパス建設予定地周辺の土地を売買して大儲けした人物がいると分かる。
新キャンパスが建設されて地価が上がる前に情報をつかんでいたのだ。
大学内部の人間が情報を流しているのに違いなかった。

只野は高木と百合を呼び出した。
薫を自殺に見せかけて、百合が殺したのではないかというのだ。
すると、百合は憤慨し、部屋を出ていってしまう。

彼女を追った高木は弁護士を紹介すると声を掛けて、コーヒーを差し出した。
そこに、只野が現れ、薫を殺したのは高木だと告げる。
高木の罪を暴くために、只野と百合で一芝居打ったのだった。
否定する高木に、只野はコーヒーに青酸カリが入っていることなど、調べれば分かると言う。

高木は新キャンパス建設の情報を売って、多額のキックバックを受けていた。
そのことを知った薫は留学費用のために高木をゆすろうとし、殺されてしまったのだ。

高木は百合に飲ませようとした青酸カリに手を伸ばす。
だが、それを百合が止め、自殺などでなく、自首して責任を取るべきだと告げた。


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キャスト
只野仁 / 高橋克典(たかはしかつのり)
普段は大手企業『電王堂』の総務二課係長と・・・
森脇幸一 / 永井大(ながいまさる)
特命係長・只野仁の相棒として活躍する男。・・・
坪内紀子 / 櫻井淳子(さくらいあつこ)
電王堂で会長秘書を務めている女性。特命中・・・
新水真由子 / 三浦理恵子(みうらりえこ)
人気アナウンサーとして活躍している女性。・・・
山吹一恵 / 蛯原友里(えびはらゆうり)
電王堂の総務二課で働くOL。電脳堂では唯・・・
黒川重蔵 / 梅宮辰夫(うめみやたつお)
電王堂の会長を務めている男で、只野の実力・・・

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