MONSTERS第1話あらすじ完全版

MONSTERS

[第1話]

10/21放送

「巨大同族企業に潜む完全犯罪の1日…初めての犯人はあなたです」

西園寺公輔（山下智久）は今日から警視庁捜査一課へ配属されることになった。初日、捜査一課にいたのはちょっと変わった刑事・平塚平八（香取慎吾）だった。

公輔は早々に平八に騙される。葉巻をくわえふんぞり返って座っている平八を、公輔は捜査一課長だと勘違いする。じつは平八は捜査一課のお荷物的存在で、たったひとりだけの「平塚班」とされていた。しかし、不思議な事に次々と事件を解決して行く。周囲は平八が何か不正を行っているのではと疑っていた。

本物の捜査一課長・剣持(大竹まこと)は激怒して、「捜査一課で公輔を採用するか否かは、平八を監視することで決まる」と、公輔に採用テストを課した。平八の部下として彼を24時間監視し不正を暴く…それが公輔に与えられたテストだった。

憧れの刑事になるため――公輔は平八班へ向かう。そこは一課から外れた外部の個室だった。

徳平コーポレーションの会長が殺されているのが発見されるという事件が発生する。事件後、長男の伸一郎は行方がわからなくなった。じつは、伸一郎は子会社からカジノで作った約80億借金を使途不明金として補填させていたというのだ。

聞き込み捜査で、「会長が『伸一郎を社長から下ろす』と話していた」という情報が出てきたことから、伸一郎は容疑者と思われてしまう。

そこに事件のニュースを観て伸一郎が戻ってきた。「犯人にされそうだから」戻ってきたと伸一郎は言う。

捜査一課の金田(遠藤憲一)は、口論の挙句、衝動的に部屋の中にあった香炉で会長を殴って殺したのではないかと推測する。しかしその香炉の指紋は会長と妻の洋子のものしか残されていなかった。

それから間のなく後妻の洋子が「殺した」と自首してくる。会長から「香炉にキズがある」と怒鳴られ、カッとなって殺したというのだ。

しかし、さらに捜査が進む中で凶器が香炉ではないことが発覚する。では本当の凶器は一体…。

外部からの侵入はないことは確認できた。そこから犯人はこの部屋に入ることができる4人に絞られる。息子の伸一郎、妹の麻美、後妻の洋子、専務の西崎だ。西崎は美術品の鑑定できた。

伸一郎は「家の中に泥棒がいる」と証言した。会長が所有する美術品が偽物にすりかわっていたことがあったというのだ。会長は西崎に鑑定を命じていたという…。

洋子は相変わらず「自分が犯人」だと言い張っていた。それは伸一郎をかばっているようにしか見えない。しかし香炉が凶器でない事から釈放となった。

釈放後、平八は、洋子に話を聞きに訪ねて行く。平八は「なぜ、伸一郎を庇おうとしたのか」と洋子に尋ねると、彼女は「会社のためだ」と言った。

公輔は美術品泥棒が犯人ではないかと考える。

平八は「30分後に会社へ行く」と西崎に電話する。しかしそれはフェイクだった。すぐに部屋にやってきた平八と公輔は、西崎が慌ててゴミ箱に捨てた書類を拾い上げる。それは美術品の鑑定結果だった。

じつは西崎は会長に鑑定結果を報告していなかったのだ。

だが、贋作と真作の結果が書かれたそれを、西崎は会長に報告していなかったのだ。

翌日、洋子が口から血を流しているのを発見された。命は助かったものの、洋子が昨晩食べたケーキの銀紙部分から毒が検出される。ケーキは宝石店から届いた祝いのケーキだった。しかし当の宝石店は「送っていない」という。

さらに西崎が行方不明になる。

公輔は洋子に話を聞くが、彼女は「西崎がそんな事をするはずがない」と言うのだ。その時、病室に現れた平八は、会長室に関係者を集めてほしいと言い出した。

「会長を殺してケーキを送った犯人が見つかりました」
「犯人はあなたですね、奥様」

会長殺人事件は、全て洋子の自作自演だった。平八はそれを見抜いていた。さらに行方不明になっていた西崎が姿を現す。じつは西崎も洋子が犯人だと気付いていた。そして洋子が逮捕されれば会社が潰れると考えていた。それに気付いていた平八は西崎に姿を隠すよう頼んでいたのだ。

こうして平八は事件を解決した。

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