金色の翼
[第41話]
修子(国分佐智子)は東京に戻ると、意識の戻った迫田(片岡弘貴)に会いに行く。一緒に行こうとする玻留(倉貫牛O)を制止して…。08/27放送
迫田の意識が戻って、犯人が判明すると喜んでいた理生(肘井美佳)は、槙(高杉瑞穂)が修子を心配しているのではないかと疑いの目を向ける。
セツ(剣幸)の元へ静江(沖直未)が多額の借金を返済に訪れた後、奥寺(上野なつひ)が訪れる。
今後も助け合おうと握手をするセツと奥寺。2人は修子の金を狙っているのだ…。
警察が島にやって来た。事情徴収を受けたセツと奥寺は「墜落は事故だと思う」と証言した。
修子の企みに感づいていた絹子(高嶺ふぶき)はその様子を見て、ひとり笑っている。
病院に向かった修子は、結局、迫田に会うことができなかった。精神的に不安定で面会ができないらしい…。
大使館の人間を使って迫田の様子を探るが、まだ精神的に不安定ということで様子が分からない。
修子が戻ると槙は奥寺の会社を乗っ取る資金を融資するように要求する。
槙は修子に奥寺を潰そうとする理由を聞く。ロケットを置くのを見られたと明かす修子は「私から金を奪うのも悪いことだ」と槙に言い返す。
槙は「あんたの金じゃない」と言い放った。
修子は槙を追い返そうとしたとのとき、表に奥寺がやって来る。慌てて槙の靴を隠そうとする修子を、槙は抱きしめ口づけをする…。
槙から離れると奥寺を迎え入れる修子。その間に槙は身を隠す。
そこへ刑事たちが訪れたので、修子は奥寺を追い返す。
迫田の墜落の件について、話を聞きに来た刑事に、事件か事故か分からないが、心配なので迫田を引き取りたいと願い出たが、返事が返ってこない…。
若い刑事が口を滑らせたことで、刑事たちは逃亡中の槙の兄の件で捜索に来たこと感づく修子。
刑事が帰ると槙が出てくる。「迫田の墜落を兄や自分の仕業だとするつもりなら、修子のしたことを警察に話す」と脅した。そうなれば泣くのは弟だと言うと、動揺する修子だった。
島では理生が絹子に、迫田の件の犯人を捜したいことを打ち明ける。それで槙の気持ちを取り戻したい気持ちは分かるが、それで恋までが戻るわけじゃないから警察に任せるように忠告する。
修子の元へ刑事が来たのは修子を疑っているためなのか心配した槙は、病院を訪れ迫田の様子を調べに行き、そこで思わぬ情報を得る。
その頃、修子も大使館から迫田の確実な情報を入手していた。その情報を聞き、修子と玻留は安心をして微笑み合うのだった。
数日後、島を訪れた修子に、「会わせたい人がいる」とセツが告げる。出てきたのは迫田だった。車椅子の迫田は墜落の後遺症で動くことも話すこともできない体になっていた。
修子は槙を部屋に呼び、迫田を人質にとったと怒るが、「自分の言うことを聞いていれば、迫田のケガが治っても必ず守る」と槙は言う。
迫田の回復のために、献身的にお世話する杉浦(佐々木勝彦)。修子がその様子を見ていると、「話がある」と静江がやってくる。
静江の部屋で、修子は静江からセツに注意するように言う。セツは昔、自分の恋人である社長の車にわざとぶつかり、奪っていったことを話す。また、セツは槙の父と男女の関係があって、槙に父を重ね合わせているから理生の結婚が許せないのだとも告げた。
そして、セツの情報と自分の秘密を明かした自分と組むように、修子を促すのだった。
夜、サロンで修子は「槙を信頼しているのに、どうして理生との結婚を許さないのか」と、セツに尋ねる。
セツは「たとえ憎しみでも、槙が想っているのは修子だ」と言い放つ。
セツがサロンからいなくなると、理生がやってくる。
修子は理生に、援助をするから槙と島を出るように諭す。しかし「人生は自分で決める…」と理生は修子の申し出を素直に聞き入れられない…。
翌日、理生は槙に「島を出る気はあるか」と尋ねるが、修子の入れ知恵だと感じた槙は、真に受けるなと答えるのだった。
テラスで栄子(増子倭文江)が迫田のお世話をしていた。そこへ東京から迫田を探しに来た玻留がやってくる。
玻留は迫田に「芝居はやめろ!」と迫る。修子は慌てて玻留を自室へ連れて行く…。
「玻留を巻き込むな」と修子は槙を訪ねて訴える。すると、槙は「修子こそ理生を巻き込むな」と言い返されてしまう。
そこで修子は槙に、自分と組まないかと打診してくる。
槙が返事をしないで修子に口づけをしようとすると、修子は「試しただけだ」と笑い出す。
修子がホテルに戻ると、玻留が楽しそうに理生と遊んでいた。理生には何か企みがあると玻留に忠告するが、聞く耳を持たない。
セツの部屋では「人質に何かあっては大変」と、セツが槙に忠告をしていた。
玻留が迫田に何か起こせば、それを武器に修子を支配できると槙はセツに告げる。
案の定、修子の部屋で玻留はひとり、バッグの中から拳銃を取り出して見つめていた。
翌日、サロンで迫田が転倒していた。慌てて駆けつける槙たち…。その様子に恵美を浮かべる玻留に、修子と槙は玻留の仕業だと気づく…。
迫田の目が動くのを見た玻留は、迫田が芝居をしていると修子に言い張る。迫田を始末すると息巻く玻留。
僕は姉さんを守りたいのだと言うが、修子は玻留をなだめ諭す。
アトリエで修子は「理生や玻留を事件に巻き込ませないためにも迫田を帰国させると槙に申し出るが、槙は意に介さない。
この2人の密会を静江はそっと覗いていた…。
玻留に冷たくされた玖未(上野なつひ)はナイフを持ち、「自分は本気だ」と、理生に迫る。
その場に居合わせた修子は、理生をかばい切りつけられる。
驚き我に返った玖未は、その場を逃げる。
修子の腕の傷口を縛る槙。その槙に「これは私の不注意でケガをしたことにしてほしい」と頼み、1人で部屋を出て行った。
修子はリンゴの皮をむいていてケガをしたと言い張るが、玻留は納得しない。
一方の理生も自分のせいで事件が起きてしまったと自責の念に悩まされる。
深夜、修子は槙に呼び出される。表ではセツが待っていた。セツは修子に「玖未は妊娠している」と告げる。
「産むつもりです」と玖未。修子は「あなたのためにも、その子は産んではいけない」と言う。
そんな修子に玖未は「迫田を突き落としたのは、あなただろう」と言い放つのだった。
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キャスト
日ノ原修子 / 国分佐智子(こくぶさちこ)28歳。日系ブラジル人の大富豪の夫を亡く・・・
吉岡槙 / 高杉瑞穂(たかすぎみずほ)
28歳。絶壁に囲まれたリゾートランドにあ・・・
水谷理生 / 肘井美佳(ひじいみか)
25歳。吉岡槙の恋人だが、セツには2人の・・・
奥寺麻人 / 黒田アーサー(くろだあーさー)
40歳。祖父から受け継いだ「奥寺商事」を・・・
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