｢東大王｣放送法ギリギリのアブない内容をクイズに! やりたい放題状態か!?

TBS系『東大王』6月19日放送回の一部内容が、放送法に抵触するのではないと指摘する声が上がっている。

問題の場面は、番組後半「味の素から学べるクイズを全6問出題」というコーナー。放送作家の野々村有希子とその長女が、スーパーマーケットに陳列されている味の素の商品を見ながら、あまり知られていない秘密をクイズとして出題するというもの。

例えば、冷凍食品のチャーハンに関して、「パラパラ感を出す冷凍方法は、空中で凍らせるのか？　液体窒素で凍らせるのか？」という問題や、冷凍餃子について「出荷前に厳しくチェックしているのは、ロボットか？人間か？」という問題。

正解を紹介するVTRには味の素の現役社員が登場して、しっかりと分かりやすく商品の魅力や秘密を解説。およそ30分ほど、味の素商品を特集するようなコーナーが続いた。
同社の商品ばかりを取り上げ、宣伝するような内容は、放送法第12条「放送事業者は、対価を得て広告放送を行う場合には、その放送を受信する者がその放送が広告放送であることを明らかに識別することができるようにしなければならない」という規定に反する恐れがある。

『東大王』のクイズ企画などで広告には該当しないというのがTBS側の言い分だろうが、観ている側からすると味の素のCMが永遠に流れている印象。
同番組は"超難問"を東大生やクイズタレントたちが答えていくのを楽しむ番組。決して情報番組ではない。味の素の特集はそもそも難問なのだろうか。

9月末で打ち切られることが決定した『東大王』。どうせ終わるのだから、コンプライアンス違反しても関係ないといったところか。

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