桂文枝が｢新婚さん｣を引退! ｢若い人の話を聞くのは無理がある｣

落語家の桂文枝が､テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』を2022年3月末をもって引退することが発表された｡

1月7日､ABCテレビにて会見を開いた｡桂文枝が直々に､｢この春に卒業させていただくということになりました｡50年私を使っていただきまして心から感謝｡ありがたいの一言です｣と述べた｡
"同一司会者によるトーク番組の最長放送"としてギネス記録に認定されており､放送開始から51年2ヶ月で記録が途絶えることになる｡

引退を決断した理由について､｢若いカップルの話を聞くのは無理があるなと､潮時やなと思った｣ことが最も大きい｡70代後半､後期高齢者に突入した身であり､椅子から転げ落ちるリアクション芸もやりにくくなった｡
さらに番組を長年率いてきたプロデューサーが昨年亡くなったことも大きい｡桂文枝が司会を離れた後も番組は継続されるが､ここらで区切りを付けるべきだと考えたのだろう｡

番組で長年使用してきた椅子は､｢次の司会者の方がこのまま使いたいなら､使っていただいたらいいと思います｡要らないなら引き取って家宝にしたい｣と次期司会者の意向に任せるとコメント｡
｢体は元気なんで､これからは落語一筋で頑張っていきたい｣と､本業の落語はまだまだ継続すると強く意気込んでいる｡

トークした一般人の新婚カップルは延べ5,000組以上｡こんな多くの新婚夫婦と対峙してきた人物は世界中探しても彼しかいないのでは｡昭和･平成･令和と3つの年号を跨いだ偉大な長寿番組は､誰に引き継がれるのか｡

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