魔裟斗､引退試合は判定無しの完全決着戦へ!? 谷川EP｢判定で終わってほしくない｣

大晦日『Dynamite!』で行なわれる､魔裟斗の引退試合が､ラウンド無制限も含むマラソンマッチになることが濃厚であることが､『K-1 WORLD MAX 2009 FINAL』から一夜明けた27日の会見で明らかになった｡

会見で谷川貞治イベントプロデューサー(以下:谷川EP)は､｢3ラウンドじゃ決着が付かない。もっと長くていい。7ラウンドでも、10ラウンドでもいいと思う｣と仰天プランを口にした｡

谷川EPは魔裟斗引退試合のプランを以前から温めていたそうで､倒すか倒されるかの完全決着で魔裟斗に引退の花道を歩かせる方針だ｡

魔裟斗は過去 K-1のリングで2回､5ラウンドを戦ったことがある｡それでも､通常(3分3回)の3試合分に当たる10回となれば､異例中の異例｡

このプランに対し魔裟斗は､｢(試合は)5回でいいです。倒します。今のおれ、すげえパワーありますから｣とラストマッチに自信を覗かせる一方で､10ラウンドといったラウンド無制限には疑問を呈していた｡

魔裟斗から引退試合の相手に"公開オファー"されたジョルジオ･ペトロシアンも､｢5回だったら(5回戦で行なう)ムエタイをやればいい｣と納得のいっていない表情を見せた｡

それでも､谷川EPは説得する気満々｡｢私が(2人に)認めさせますよ｡試合は無間地獄になります｣谷川EPはあくまでも"完全決着"にこだわる｡

だが､ジョルジオ･ペトロシアンは試合後の精密検査で､右手甲の骨折が判明｡大晦日の魔裟斗戦に暗雲が立ち込めた｡

それでも､相手が変わろうが谷川EPの"完全決着戦"のプランは揺るがない様相だ｡

｢（魔裟斗には）判定で消化不良の結果で終わってほしくない。どちらかが倒れるまでやってほしい｣

いずれにしても､大晦日､魔裟斗には過去最大の激戦が待ち構えている｡

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