押尾事件で変死の銀座ホステス父が裁判傍聴で涙の訴え!

(10/24)

合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴された元俳優で無職の押尾学の初公判が23日､東京地裁で行われ､検察側は懲役1年6か月を求刑した｡

押尾は､黒のスーツに姿で､頭には白髪が目立った｡

この裁判には､東京地裁には21日に行われた酒井法子被告の夫・高相祐一被告の傍聴希望者を上回る2,232人が集まった｡一般に割り当てられた座席は20で､倍率は111.6倍｡

また､押尾と一緒にMDMAを服用し､死亡した銀座ホステス･田中香織(30=当時)の女性の父親も上京｡

傍聴者の入廷締切りとなった午後1時20分には､田中の父親が1人で姿を見せ､法廷へ入り､閉廷後には報道陣の前で体を震わせ涙を流しながら想いを語った｡

地裁に隣接する広場で会見を行った父親は｢(裁判を終えて)何も言えません｡(彼を見て)言うことは何もありません｣とコメント｡

さらに､体を震わせて涙を流しながら｢彼の背中をみながら(空白の)3時間の間に､何故救急車を呼ばなかったのかと思いました……｣と無念さを語った｡

｢誠意は感じられたか?｣との質問には｢考える余裕はなかったです｣とコメント｡

｢これから(自宅のある岐阜)飛騨に帰ります｣とだけ話し､タクシーに乗り込み､裁判所を後にした｡(淺川)

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