マイケル・ジャクソンの3人の子は祖母が暫定後見人に

ロサンゼルス郡地裁は29日､急死した歌手マイケル・ジャクソン（まいける・じゃくそん=享年50）の子供3人の暫定後見人をマイケルの母キャサリン・ジャクソンとする決定を出した。

キャサリンは遺産管理人となる申し立ても行った。

マイケルはロックスターの故エルビス・プレスリーの一人娘､リサ・マリー・プレスリーと離婚後､皮膚科看護師のデボラ・ロウと1996年に再婚。99年に離婚したが､ロウとの間に生まれた長男､長女と代理母から生まれた母親不明の次男の3人の子供を育ててきた。

キャサリンはマイケルの死後3人の子供を預かっており､夫でマイケルさんの父ジョセフと引き続き養育する意向。

一方､3人の子供のうち長男と長女の養育権を生母のロウさんが主張すれば法的に有利とする法律専門家の指摘もある。

遺言書がないうえ､ロウ側が子供を引き取るとの観測報道もあり､ジャクソン家側に警戒感があった。

ロウは27日､弁護士を通じ「ためにならない憶測にまみれることなく､家族や子供たちが平和な気持ちでマイケルと別れができるように望む」とのコメントを発表し､養育権についての考えは白紙であることを強調している。（淺川）