「ジョイマン」は次世代の笑いについていけるのか?

一昔前ならば、お笑い芸人が芸人として一人前になり、メジャーデビューを果たし、さらには全国区の売れっ子になるまではかなりの時間がかかっていた。

それこそ10年そこらじゃ足りないような、そんな「積み重ね」が当たり前だったわけだ。

そのスタイルを見事に変えたのが、今、師匠と呼ばれている世代、島田紳助(しまだしんすけ=52)、明石家さんま(あかしやさんま=53)、オール巨人(おーるきょじん=57)らだろう。

彼らは、地道な積み重ねもさることながら、お笑いブームに乗って若いときからその才能をいかんなく発揮できていた。

そして、彼らが築き上げたお笑いのスタイルを一本化するように1990年前後にはウッチャンナンチャン・とんねるず・B21スペシャル、そしてカリスマとして登場してきたダウンタウンら、お笑い第三世代の登場と躍進で、お笑い文化はひとつの集大成を迎えることになる。

少し仰々しい話になってしまったが、今のお笑いブームと言うのは、実はこうした世代の培ってきた、「日本人のお笑い気質」が花咲いている現象だと言えるだろう。

こうした中で、次々と人気芸人が現れては消え、現れては消えという、もはやお笑いブームというよりお笑い戦国時代に突入した。それは、まだ芸が未熟なままで世の中に出てしまい、「飽き」という生理現象を芸の進歩が乗り越えられないからに尽きる。

そうした厳しい状況の中で、芸人たちは、上の世代たちが築き上げてきたお笑いの、さらにズレたところでの新しいスタイルを画策しつづけ、成功する者もいれば、失敗する者もいるわけだ。

そうした中で、最近話題になりはじめてきたコンビがいる。「ジョイマン」というコンビだ。

ジョイマンのネタは、ラップ漫才という表現をされることもあるが、大きく分けると喜劇のナンセンス芸を踏襲したもののように見える。

たとえばコントをするとき、ひとつのシチュエーションから筋書き的にズラすのではなく、キャラクター、構成といった要素をすべて無視して、ある一瞬で思い切りズラすという形をとり、さらにそこにダジャレではない、ライムのような形で言葉遊びを加えている。

もちろん、芸としてはまだこれから学ぶべきところも多いのだろうが、その思い切った
チャレンジが、アンテナの高い視聴者に受けてきているのだ。

戦国時代ゆえに、フェードアウトする可能性もあるが、上昇気流に乗りさえすれば、大化けする可能性の高い芸人がまた登場してきた。(古田鉄寿)


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