【訃報】八千草薫が死去! 亡くなる直前まで会話するも､力尽きる!

(10/28)

女優の八千草薫が､10月28日午前7時45分､都内の病院で死去した｡88歳だった｡

2017年に乳がんを患い､病を隠して仕事を続けてきたが､膵臓､肝臓とがん細胞が転移したことで､病名を公表｡入院生活が始まり､仕事復帰のため療養に専念していたが､残念ながら力尽きた｡
1947年に宝塚歌劇団に入団すると､娘役で活躍｡1950年代から女優業にシフトして､以降半世紀以上にわたり､ドラマ･映画に出演｡"理想のお母さん"として､数多くの作品で母親役を演じてきたことが特に印象的だ｡

関係者の話によると､亡くなる直前の早朝には､看護師が朝の検診で病室を訪れたが､｢特に変わったことはないわ｣と会話する元気もあった｡しかしそこから容体が急変｡少数の親しい関係者が集まる中､安らかな眠りについた｡
冷静に病気と向き合い､最後まで仕事復帰を諦めなかった｡病状をしっかり受け入れ､完治を目指した｡女優生活70年で､病気により降板したのは､テレビ朝日系『やすらぎの刻～道』が最初で最後だった｡

日本が誇る名女優がまた一人､天国へ旅立った｡本人の希望により､お別れの会は開かれないという｡(船越)