日本一の動物園！北海道・旭山動物園が津川雅彦監督で映画化へ！！

映画監督・マキノ雅彦こと津川雅彦（つがわまさひこ・68）が､映画「旭山動物園物語ペンギンが空をとぶ」の製作を20日､明らかにした。「サンケイスポーツ」が報じている。

日本一の入園者数を達成した北海道旭川市の旭山動物園をめぐる実話の映画化で､主演には西田敏行が配役されている。

津川は同紙の取材に対し「『不都合な真実』､『アース』に続く､命の発展の感動を伝える娯楽作にしたい」と語っている。

きっかけは三年前。同動物園をとりあげたNHK「プロジェクトX」

閉鎖寸前から一転､日本一の動物園となった最大のカギ､同動物園の野生を間近に見せる手法「行動展示」に関心を持った津川は「世界の動物園と比べても革命的なアイデア。もっと世界にアピールしたい」と企画を立ち上げた。

その後津川は､同動物園の一日園長を務め､2005年と2006年にフジテレビでドラマ化された際は園長役で出演。

実際に何度も足を運び､小菅正夫園長や行動展示を発案した獣医で副園長の坂東元さんと交流するうち､そこで働くスタッフたちの面白さにも惹かれたという。

「坂東さんはイジメられっ子で人間嫌いになり､昆虫好きで育った人。

そこで動物の身体能力を見る目を持ち､斬新なアイデアを思いつくに至った。

動物園の再生のドラマから､人間の再生と､動物を絶滅させちゃいけないという命の発展の感動を伝えたい」。

撮影は来月3日から2カ月半。同動物園など約7カ所の動物園でロケを行う予定。

坂東さんにあたる新人飼育係役には､中村靖日。ほかに岸部一徳､長門裕之､笹野高史､柄本明､前田愛が出演する。（淺川）