青山テルマが日本の次世代R&Bシーンを牽引する!
(01/21)

MISIA(みーしゃ=30)の復活により、再び熱を帯びてきたR&Bシーン。
近年、HIP HOP勢の台頭により少し押され気味になっていたのだが、MISIAに続いて若手アーティストの成長も日本のR&Bの再興をうながしている。

その最たるひとりが、2007年の秋、シングル「ONE WAY」でデビューした新星のディーヴァ、青山テルマ(あおやまてるま=20)だ。

テルマは、1987年、トリニダード・トバゴ系クォーターとして生まれ、奈良で育った。現在は上智大学に通いながら音楽活動を続けている。
まだメディア露出は多くはないが、ブログなどで自身が語っているように、関西弁でB型なので、ノリのよさはピカイチ。

と、ふと思い出したのが、同じく関西出身の倖田來未(こうだくみ=28)。
倖田はR&Bではないが、彼女の登場まで、女性であけすけに自分の内面世界を語るアーティストは少なかった。しかし、テルマもブログを読む限りでは、自分というものをまったく隠そうとしていない。
自然体なのである。

また音楽面でも、デビュー曲だけでなく、Soulja(そるじゃ=25)、童子-T(どうじ・てぃー=39)といったアーティストの作品に参加したりと堂々たる活躍を見せつつある。

MISIAのスタイリッシュな感性と倖田來未の“あけすけ感”。

音楽性を一言で語るのは難しいが、このように言えるのではないだろうか?

このテルマ、実はNTTドコモのCMに起用されるというニュースが流れた。
楽曲は1月23日に発売するシングル「そばにいるね」で、昨年SoulJaとのコンビで20万枚以上のヒットを記録した「ここにいるよ feat.青山テルマ」のアンサーソング。
ドコモが大攻勢をかける春のキャンペーンCMのテーマソングということは、間違いなく老若男女あまたの人々の耳に入り、一躍スターダムに押し上げられることが約束されたも同然だ。

またこの曲は2007年12月から先行で音楽配信されており、なんと1カ月間で40万ダウンロードを突破するという偉業を達成。
その反響から、全国のラジオ計21局で“今月のイチ押し曲”として大量オンエアされることも決まっている。

「CMを通して、この歌の世界を聴く人それぞれが感じてくれれば」

そう本人が語っているように、冬の寒さが去った後、青山テルマというナチュラルな空気の固まりが春の陽気とともに心の中に入ってきそうだ。(古田鉄寿)


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