レコ大買収騒動で協会最高責任者が謝罪! スポンサーは降板へ!

(11/03)

三代目J Soul Brothers大賞に選ばれた2015年の『日本レコード大賞』において､彼らが所属する株式会社LDHが､バーニングプロダクションに1億円と引き換えに買収を依頼した疑惑を『週刊文春』が報じた騒動で､同賞の最高責任者が謝罪したという｡

『週刊文春』によれば､日本作曲家協会会長の叶弦大氏が同誌の取材に対し､｢このような事態になったことは大変遺憾で､主催者として大変申し訳なく思っています｡業界関係者の皆様､歌謡曲ファンの皆様に深くお詫び申し上げます｣と回答｡

叶弦大は､作曲家として名を馳せ､3年前に会長に就任｡『日本レコード大賞』は日本作曲家協会が主催しているので､彼が事実上の最高責任者｡業界の超大物が事実関係を認め､謝罪の言葉を出したことで､LDHやTBSといった他の関係者にも大きな影響を及ぼすのは間違いない｡

また､同賞のスボンサーを毎年務めてきた数社の広報部が､今年のスポンサー降板を検討中だといい､スポンサーが集まらなければTBSの番組関係者が更迭させる可能性も否定できない｡
LDHの代表取締役社長･HIROは､年内をもって同職を退任する意向を発表｡新事業に向けたものだと公式HPで説明したが､タイミングを踏まえると､騒動の責任を取ったという見方が適切だ｡

一度でも買収が存在した『日本レコード大賞』に受賞の価値はない｡むしろ､自分達まで買収が疑われるとアーティスト達も敬遠するだろう｡最終的にどのような対応･処分が下されるのか動向に注目である｡(柳井)