武井咲に｢日本の宝｣と絶賛の声! カンヌで初主演映画が大好評!

南フランス･カンヌで開催中の｢第65回カンヌ国際映画祭｣で22日､妻夫木聡(つまぶきさとし=31)と武井咲(たけいえみ=18)のW主演作『愛と誠』が公式上映され､2人の演技が絶賛された｡

同作は､1973～76年まで『週刊少年マガジン』で連載された同名人気漫画が原作｡
幼いころの出来事をきっかけにすれ違ってしまった不良高校生･太賀誠(妻夫木)と､純真な女子高生･早乙女愛(武井)が織り成す究極の純愛物語だ｡

この日メイン会場で行われた上映会には､世界的に知名度の高い三池監督の最新作を観ようと多くの関係者が殺到し､1200席がほぼ満員となるほどの盛況ぶり｡
上演中は随所で笑いや拍手が起こるなど反応は上々で､上演終了後､山崎美春プロデューサーが会場に姿を見せると､約10分間ものスタンディングオベーションが起こった｡

また､上映会に出席できなった妻夫木､武井の演技にも賞賛の声が殺到｡
特に今作が映画初主演となる武井には､
｢この作品を観るまで武井さんのことを知らなかったのですが､日本映画の宝を発見したような気持ちです｣
｢本当にスクリーン映えする美しさを持ち合わせていて､初めて演技を観ましたがこれからの将来有望な女優さんだと思います｣
といった声が上がり､その演技力を世界に知らしめた｡

映画祭での評判を日本で伝え聞いた武井は､
｢"カンヌ"という日本ではない場所で自分がスクリーンに出られるということが､なんだか変な感じがしています｣
とコメント｡
｢私もカンヌへ行って現地で皆さんと一緒に､"初出演で初カンヌ"を味わいたかった｣
と残念がりながらも､
｢海外で評価していただけたことや､海外作品への希望は､まだ想像したことはないですけど､海外の人の感覚とかセンスとか､日本人にないものがあると思うので､それには興味はあります｡これからいろいろなお芝居をやっていけたらいいですね｣
と語り､海外作品への出演に意欲を見せた｡

映画『愛と誠』､6月16日より全国公開｡(伊原)