正体不明の歌姫･GILLE､ヒルクライムのアノ名曲でメジャーデビュー決定!

(04/04)

ネット上で話題の謎の歌姫･GILLEが､ユニバーサルミュージックからメジャーデビューすることが3日､分かった｡

国籍や経歴など素性を一切明かしていないGILLEは､今年1月末に突如として動画サイト｢You Tube｣に登場｡
｢Let my music be heard to the world.(私の音楽よ､世界に届け)｣というメッセージとともに､今年のグラミー賞で主要3部門を獲得した英歌手･アデルの『Rolling In The Deep』ほか､原田真二(はらだしんじ=53)の『タイム･トラベル』などを英語でカバーした動画を次々と投稿した｡

動画では女性と思われるシルエットしか確認できないが､ナチュラルな英語の発音と歌唱力は抜群｡
｢ダイヤモンドボイス｣と称されるその歌声はネット上でたちまち話題となり､AKB48のヒット曲『フライングゲット』を英語でカバーした動画は再生回数100万回を突破した｡

この人気にレコード会社も反応｡
20を超えるレコード会社が獲得に名乗りを挙げ､このほどユニバーサルミュージックが正式契約にこぎ付けた｡

注目のデビュー曲は､ヒップホップユニット･ヒルクライムが2009年に発表した『春夏秋冬』の英語カバーに決定｡
同曲のカバーを断り続けてきたというヒルクライムも､
｢GILLEの歌うカバーはすごくいい｣
とオファーを快諾したという｡

なお､GILLEはメジャーデビューにあたり､素性を公表していない理由について､
｢国籍や年齢､ビジュアルなどの特定IDに寄らず､声と音楽性だけで世界中のリスナーにどれだけの人に自分の歌を聞いてもらえるのか…というスピリットを大事にしたかった｣
とコメントしている｡

デビュー曲『春夏秋冬(English Ver.)』は､デジタルシングルとして4日より配信スタート｡
同曲はすでに3月の有線問い合わせチャートで1位を獲得するなど話題となっているが､今後はGILLEの正体にも大きな注目が集まりそうだ｡(伊原)

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