AKB48、どれだけCDが売れてもレコード大賞は無理!? 業界の裏事情とは?
(04/10)

音楽のデータ化が進み、とにかくCDが売れなくなってしまった昨今の音楽業界。

そんな中、2月にリリースした最新シングル『桜の木になろう』が発売わずか2週間でミリオンセラーを突破、AKB48はまさに業界にとって救世主とも言える存在だ。
5月にはシングル『Everyday、カチューシャ』、6月にはアルバム『ここにいたこと』のリリースも予定されており、関係者間ではどちらもミリオン間違いなしとされている。

この通りCDはバカ売れ状態のAKBだが、昨年暮れに発表された『日本レコード大賞』はEXILEに大賞を奪われてしまった。
昨年10月リリースの『Begginer』は年末時点で約95万枚を売り上げており、2010年のシングル売上では堂々のトップ。
大賞は確実と思われていただけに、疑問を持ったファンも多かった。

確かに『レコ大』は売上を審査基準とはしていない。
しかし、これだけ"売上独占状態"にありながらAKBが大賞を逃したのには何やら裏がありそうだ。
『BUBKA』が、そこに隠された大人の事情について明かしている。

「(AKBは)どれだけ売れても大賞だけは獲れない」と断言するのはあるレコード会社の関係者。

「簡単にいえば、AKBがどんなに売れても、その利権が一極集中しているので、業界の重鎮と呼ばれる人たちは、まったくおいしい思いができない。少しはそのあたりにも気を遣ってくれよ、というサインがレコ大落選の裏に隠されていたというんですよ」(業界関係者:BUBKA)

つまり業界としては、「一人勝ちは止めてくれ」ということらしい。

AKBのCDが売れる秘密は、通称"AKB商法"と呼ばれる過激な売り方にある。
同じCDにランダムで違う特典を付けたり、握手会参加券などを封入したりして、一人のファンに何十枚ものCDを買わせることを前提としているのだ。

そうすることでCDは売れ、結果的にAKBは知名度と人気はを獲得したものの、その旨味を味わえるのはプロデューサーと彼女たちが所属する一部のプロダクションだけ。
AKBのCDが売れたからと言って音楽業界全体が活気が付くわけでもないので、彼女たちの活躍を面白く思わない者も多いのだとか。

「それこそドラフト会議じゃないけど、AKB利権をもっと平等に業界内にバラ撒くような体制にしないとレコ大は無理ですよ。まぁ、あの賞を獲るために、そこまでする必要はないでしょう」(レコード会社関係者:同)

審査基準が不明瞭すぎる影響下、最近は受賞をしてもさほど騒がれなくなった『レコ大』。
それでもアーティストにとっては名誉ある賞であることは変わりはないので、中には「今年こそは」と闘志を燃やしているAKBメンバーもいるかもしれない。(高橋)


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