水嶋ヒロ、処女作「KAGEROU」でいくら手にする? 賞金辞退は余裕の表れ!?
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12月15日に発売される俳優・水嶋ヒロ(みずしまひろ=26)の処女小説『KAGEROU』。
第5回ポプラ社小説大賞受賞から、わずか1ヶ月半でのスピード書籍化となっただけに、"出来レース"だったのではないかとの疑問を拭えない人も多いようだ。

しかしながら、作家・水嶋ヒロのデビュー作というだけあり発売前から話題沸騰。
大ヒットは間違いないと言われているが、大賞賞金2000万円を辞退した水嶋は同書のヒットでどれほどの印税を手にするというのだろうか。
『日刊ゲンダイ』が報じている。

同書は『ハリー・ポッター』シリーズのように書店に対してほとんど返本を認めない"買い取り制"を前提条件にしており、完全受注制で11月25日が注文締め切りとなった。

「今回、導入されたのは『書店責任販売制』と呼ばれるもので、返本をできるだけ少なくするのが狙い。書店は責任を持って販売するが、万が一返本が出た場合は条件面で他の本より悪くなるのがネックです」(事情通:日刊ゲンダイ)

出版関係者としては返本がほぼなくなるため、採算を十分に取れる。
1冊1400円(税別)で、版元から取次へはその65%で卸すという。

つまり、1冊910円になり、仮に50万部としてすべて売れた場合、金額は4億5500万円。
水嶋に10%の印税(7000万円)を払っても相当の利益が見込める。順調に売り切れば、取次も書店もかなりの利益が出る。

「水嶋が辞退した賞金2000万円も印税に織り込まれていると思えば、本人もそれほど痛くはないでしょう」(同)

ただ、ここで問題なのが、確実にヒットを飛ばせるかということ。
テレビなどで大きく取り上げられることは間違いないはずだが、勝負は最初の2週間だと言われている。

というのも、一部報道で同社幹部が、
「後半は書き直しが必要」(同)
と発言したことが気がかりで、もし不評を買おうものなら、年明けには売れなくなることも十分考えられるからだ。

しかしながら、芸能評論家の金沢誠氏は、
「今はタレントが小説を書けば売れる時代。最近、太田光が書いた『マボロシの鳥』もすでに10万部を超えている。水嶋のデビュー作もある程度売れると思う」(同)
と分析している。

水嶋は、50万部をヒットさせ7000万円を手にすることは出来るだろうか。
彼の"文才"もさることながら、"印税"もいかほど入るか注目が集まる。(上田)


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