F1・イタリアGP決勝 ブラウンGPが1・2フィニッシュ
F1第13戦イタリアGPの決勝が13日、伝統のモンツァ・サーキットを舞台に行われ、バリチェロが今季2度目のトップチェッカーを受けた。

2位はチームメイトのバトンでブラウンGPが1-2フィニッシュを達成。

3位には地元フェラーリのライコネンが入った。トヨタ2台は11位と14位、ウイリアムズの中嶋一貴は10位でレースを終えている。

レースはPPのハミルトンがファステストラップを連発して序盤をリード、スタートで2番手に上がったライコネン以下を引き離していく。

フロントロウスタートだったスーティル(フォース・インディア)は3番手に留まるも、4番手スタートのコバライネン(マクラーレン)はポジションを落とし、代わってバリチェロとバトンのブラウンGP2台が4、5番手で続いていった。

レースは34周目にハミルトンが2回目のピットインに向かったが、ハミルトンはそこまでに十分なリードを築けずピット作業を終えるとブラウン勢の先行を許してしまい、実質3番手に順位を落とす。

これによってレースはバリチェロが首位となり、5秒遅れのバトンと共にブラウンが1-2態勢を形成。

ハミルトンはトップから8秒後方となる。その後ろライコネンとスーティルの4番手争いではスーティルが36周目にファステストラップを塗り替えライコネンに迫るも、 38周目の同時ピットインで停止位置をオーバーするミス。

フェラーリも同じくタイムロスを喫したが逆転は出来ず、その後コース上でも再三に渡って追い詰めたが、KERSを搭載するライコネンを最後まで抜くことはできなかった。

53周のレースはバリチェロが終盤も安定した走りを見せトップでチェッカー、バトンもハミルトンの追い上げを振り切って2位でゴールし、ブラウンGPは第6戦モナコ以来、今季4度目の1-2フィニッシュを達成した。

3位はハミルトンとなるはずだったが、なんと最終ラップにまさかのクラッシュ。

その結果、スーティルを従えチェッカーを受けたライコネンがフェラーリのホームレースでうれしい3位に立った
(2009年9月14日)
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