フェラーリ「馬鹿げた行動」F1撤退発言は本気か!?
フェラーリは、バジェットキャップ制が強行されるならF1から去るという発言は、
脅しではなく本心から出たものであると主張した。

バジェットキャップとは、予算制限のことで、
チームの年間の出費が4000万ポンド(約60億円)以下であれば、
そのチームには技術的に一定の自由が与えられるというものである。

この制度に対する今回のフェラーリの発言は
「見せかけにすぎない」
「極めて馬鹿げた行動である」
と、エディー・ジョーダンとニキ・ラウダは取り合っていなかったのだが…。

エンツォ・フェラーリの息子であり、フェラーリ社の株式を10パーセント所有するピエロは、
80年代に父親がF1からの撤退をちらつかせた時のことを例に挙げ、

「彼(父親)は真剣だった。今の我々もそうだ。
我々が反対しているのは、第一にバジェットキャップだ。
これはコントロールできるものではないと考えている。
第二に、バジェットキャップを受け入れたチームには
異なるテクニカルレギュレーションが適用され、
自由度が与えられるのは間違っていると思う」

「グランプリのスタートラインに立つときには、同じレギュレーション、
同じ技術仕様が適用されるべきである。サッカーのようにね」

「そうでなければ競技とはいえない。誰かが勝者を決めているようなものだ」

とコメントしている。

(2009年5月19日)
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