オーストラリア､香川真司の抜けた日本を挑発!? ｢おびえている｣と余裕の発言!!

右足小指付け根を骨折した日本代表MF香川真司が27日､所属するドイツ1部リーグ･ドルトムントの強い要望もありチームを離脱｡
ドイツへ向かう前のドーハ空港で､苦しい胸の内を明かした｡

痛々しい松葉杖姿でドーハ空港に現れた香川｡
決勝を目前にしながらの無念の離脱に､
｢最悪なケースで､すごく悔しいです｣(ニッカンスポーツより)
としぼり出すようにコメント｡
患部は歩くだけでも激痛が走る状態だという｡

それでも､
｢優勝してくれると信じている｡あと1試合､自分たちのサッカーをやってほしい｣(同)
と残ったチームメートに対しては必至に前を向き､優勝への思いを託した｡

ドイツへ戻った香川はドルトムントのブラウン医師立会いの下､改めて精密検査｡
その結果､手術が必要であることがわかり､チーム幹部は､
｢シーズンは残り3カ月半で終了するが､復帰は厳しそうだ｣(同)
との見解を示している｡

若きエースが離脱した日本に対し､ほぼベストメンバーで決勝に臨むオーストラリアは27日､ドーハ郊外の練習場で軽めの調整｡

ここまでチーム最多となる3得点を挙げているFWキューウェルは､
｢日本は技術に優れ､サッカーをよく知っている｣(スポニチアネックスより)
と油断する様子はなく､チーム最年長のGKシュワルツァーは､
｢長いキャリアの中で､ファイナルを戦えるチャンスはそう巡ってこない｡日本戦はとても重要だ｣(同)
と初の決勝に闘志を燃やしてる｡

ただ､香川が抜けたこともあってか､チーム内には強気な発言も出てきている｡

昨シーズンのアジア最優秀選手賞を受賞したDFオグネノフスキは､
｢彼らが体格を生かした我々の攻撃的スタイルにおびえていることは分かっている｣(同)
と余裕の表情｡
所属する韓国リーグ･城南一和でアジアチャンピオンズリーグを経験し､Jクラブとの対戦経験も豊富な選手だけに注意が必要だろう｡
また､オーストラリアは前回大会･準々決勝で日本に敗れており､リベンジに燃えている選手も多い｡

オーストラリアに対し､過去18戦で5勝7敗6分と負け越している日本｡
逆境を跳ね返し､香川の思いに勝利で応えることができるだろうか｡

(2011年1月28日)

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