｢競技レベルが下がる｣厳しい指摘に浅田真央の世界選手権出場がピンチ!?

10日に開幕するグランプリ(GP)ファイナルへの出場を2年連続で逃した浅田真央｡
今季絶不調の彼女は来年3月の世界選手権出場に目標を切り替え調整中だが､日本スケート連盟･橋本聖子会長は代表入りへ厳しい見解を示した｡

浅田は今季､GPシリーズでNHK杯8位､フランス杯5位とともに表彰台落ち｡
そのため､世界選手権の代表入りには今月23日から行われる全日本選手権で3位以内に入ることが絶対条件となる｡
しかし一方で､代表選考にはバンクーバー五輪銀メダル､昨年の世界選手権優勝という浅田の実績を考慮にいれるべきとの声があるのも事実だ｡

そんな中､都内で行われたパーティーに出席した橋本会長は､
｢選考基準は今季実績を重視すべき｣(スポーツ報知より)
と明言｡
同会長は代表を選考する立場にないが､
｢まわりのみなさんの配慮があってはならない｡14年ソチ五輪に向けてのスタートで､それだけは避けるべき｡競技レベルが下がる｣(同)
と"温情選考"は決して行わないよう強い口調でくぎを刺した｡

自身も五輪出場経験があり､競技者としての苦労を知る橋本会長｡
浅田の復活を信じているからこその厳しい言葉なのだろう｡
最後は､
｢浮き沈みは必要な時期もある｡これを乗り越えていってほしい｣(同)
とエールを送った｡

フランス杯から帰国した際に､
｢次の試合(全日本選手権)がラストチャンス｣(産経ニュースより)
と悲壮な決意を語っていた浅田｡
課題のジャンプを修正し､誰もが納得する形で代表入りを果たすことはできるだろうか｡

(2010年12月8日)

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