16歳･村上佳菜子が浅田真央に並ぶ快挙!! 本人もライバル心むき出し!?

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第4戦､スケートアメリカは14日､米オレゴン州ポートランドで行われ､16歳の村上佳菜子が前日のショートプログラム(SP)2位から逆転でGP初優勝を飾った｡

GPデビューとなった先月のNHK杯でもSP2位と好発進を見せた村上｡
しかしこの時は､フリー開始前に緊張で足がすくみ､
｢先生､できない｡どうしよう｣(時事ドットコムより)
と山田コーチに弱音を吐いた｡
結果はジャンプで3回転倒し3位｡デビュー戦で表彰台という快挙にも､喜びより悔しさのほうが大きかった｡

｢悔しい思いを挽回したかった｣(毎日新聞より)
と臨んだ今回のフリー｡
冒頭の2連続3回転を成功させると､158センチの体をいっぱいに使った躍動感ある演技で観客を魅了した｡

フリーの得点は110.18､合計点164.93と併せて自己最高を大幅に更新しての優勝｡
村上は､
｢本当か分からなかったから､びっくりした｣(毎日新聞より)
とはじける笑顔を見せたが､イタリアのベテラン､コストナーが失敗した中での優勝とあって､
｢うれしいけど課題ばかり｡周りが完ぺきな演技のときは､自分がどこにいくか分からない｡シニアで評価された実感は今一つない｣(同)
と満足はしていない｡

｢真央ちゃんに､ちょっとは追いつけたかな｡少しでも追いつけるように頑張る｣(同)
と浅田真央に並ぶGP2戦目での初優勝という快挙を振り返った村上｡

憧れからライバルへ｡浅田の背中はすぐそこまで見えている｡

(2010年11月15日)

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