遠藤保仁も中澤佑二もいない!? いきなり問われるザックの手腕

ザックジャパンは厳しい船出を強いられることになりそうだ｡

サッカー日本代表､アルベルト･ザッケローニ監督の初陣となる10月8日のアルゼンチン戦､同12日の韓国戦を前に､ガンバ大阪のMF遠藤保仁が代表召集を辞退する可能性が高まった｡

ザッケローニ監督はW杯南アフリカ大会のメンバーがベースになるとの意向を示していただけに､チームの心臓ともいえる遠藤の不在はチームに大きな影響を及ぼすことになりそうだ｡

遠藤は現在､右太腿裏と左ふくらはぎを痛めており､ガンバ大阪でも全体練習には参加せず､プールで別メニュー調整を行っている状態｡
ガンバ大阪の西野監督は10月2日の山形戦には出場させる意向を示したが､日本代表については､
｢状態が悪いなら回避も考えたい｡イニシアチブはクラブにある｣(スポニチアネックスより)
と怪我の状態次第では辞退させる考えを明らかにした｡

遠藤本人は､
｢その時になってみないと分からないが､代表の力になりたい｣(ニッカンスポーツより)
と代表への熱い思いを語っているが､決断はクラブの意向に左右されそうだ｡

さらに､横浜F･マリノスのDF中澤佑二は右ふくらはぎ肉離れで召集見送りが決定している｡

注目の代表メンバー発表は30日｡
中盤と最終ラインの要が不在のチームで強豪相手にどのようなサッカーを見せるのか｡
早速､新監督の手腕が問われることになりそうだ｡

(2010年9月29日)

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