長谷部戦線離脱か!? 練習中に腰痛訴え病院へ･･･〔W杯〕

初戦まで残り1週間というところで岡田ジャパンに緊急事態が発生した。
W杯開催国である南アフリカのジョージ市内にて合宿中の日本代表メンバーだが、7日の練習中にMFの長谷部が腰痛を訴え、市内の病院で検査を受けた。
詳しい状態は今のところ不明だが、14日に行われる1次リーグ初戦のカメルーン戦で攻守の中心であるゲームキャプテンが欠場する可能性が出てきた。

4日のコートジボワール戦で強打した腰が再び悲鳴を上げた。
ウォーミングアップ、ランニング、パス回し、ミニゲームと、いつものように練習メニューを消化していた長谷部だったが、突然訪れた腰の痛みにピッチ外へ。
約30分が経過してピッチに戻ってきた長谷部はリュックを背負った姿で、そのままチームドクターとともに練習場を後にした。
日本サッカー協会広報部は「ジョージ市内の病院に向かった」と説明した。

詳しい状態は検査の結果待ちとなるが、岡田監督も練習を終えるとすぐさまチームドクターに症状を聞くなど、不安を隠しきれない様子だった。
岡田ジャパンの攻守の中心である長谷部は、5月24日の韓国戦、同30日のイングランド戦、6月4日のコートジボワール戦と、これまで3試合連続で先発フル出場。
豊富な運動量とパスセンスに定評がある長谷部は、2試合連続でゲームキャプテンを務めるなど、チームの精神的支えでもあった。
カメルーン戦では「A ・ソングを抑えるために長谷部を（トップ下に）使うというのもある」と、相手キーマンの"つぶし役"として起用する可能性も岡田監督が示唆していただけに、このタイミングでの故障は痛い。

4月7日のセルビア戦から国際Aマッチを4連敗中の岡田ジャパンは、初戦を直前に控えた今、さらなるピンチを迎えようとしている。

(2010年6月8日)

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