ブラッド・ピット、トランプ大統領のパリ協定離脱を批判

★ブラッド・ピット、トランプ大統領のパリ協定離脱を批判(2017/06/10)

このほど俳優ブラッド・ピットがテレビ番組に出演し、今後の気候変動につき予報。「ここもあそこも気温が上昇しています」などと語り、パリ協定離脱という“まさかの決断”を痛烈に批判した。

コメディ・セントラルの『The Jim Jefferies Show』に、ブラッド・ピットが気象解説者として登場。そこで「気候変動の意味についておさらいしましょう」というホストの言葉に続き、気温上昇を示す赤色でほぼ塗りつぶされた世界地図の前に立ってこのように語った。

「この地域でも気温が上昇するでしょう。」
「あ、ここでも気温が上がっていきますよ。」

地図を手で示しながらそう語ったブラッドは、「では将来につき予報できますか？」とのホストの問いに、こう答えている。

「There is no future.（未来はありませんね。）」

ちなみにトランプ大統領の協定離脱には批判が集中し、アメリカ国内からも「無謀な決定でアメリカを孤立させた」という声が多くあがっている。また前大統領バラク・オバマ氏は、トランプ大統領の決断につき反意を表明。大統領選でトランプ氏と闘ったヒラリー・クリントン氏も「歴史的な誤りだ」とツイートし話題になった。協定は「トランプ政権が重視する経済力の回復と雇用拡大の邪魔になる」との見方を示した大統領だが、アメリカしか考えぬ彼の姿勢に世界は衝撃を受けている。