「平清盛」低視聴率は崇徳上皇の「呪い」か…壮絶な描写に批判も
(08/16)
5日放送分の第31話で歴代最低の7.8%という視聴率を記録してしまった、大河ドラマ「平清盛」。この視聴率は裏番組であるフジテレビ系のロンドン五輪女子マラソン中継の影響を受けたとみられるが、日本テレビ系「行列のできる法律相談所」は14.6%、テレビ朝日系の「シルシルミシル」も12.3%を記録しており、「平清盛」はそのいずれにも負けてしまっている。
ネット上で「平清盛」の低視聴率について論じている一部では、その原因が「崇徳上皇の呪い」であるというオカルト話まで浮上した。
井浦新演じる崇徳上皇は、藤原璋子が白河法皇との不実の関係のもとに産んだ子であることから父の鳥羽法皇に嫌われ、強引に帝位から退けられるなど孤独に追いやられる。
そして鳥羽法皇の死後に謀反の疑いをかけられ、藤原頼長とともに「保元の乱」を引き起こした人物だ。
最低視聴率を記録した前の回では、この崇徳上皇の描かれ方が壮絶だった。
崇徳上皇は保元の乱での自らの所業を省みるが、弟・後白河上皇(松田翔太)には理解されない。
また息子・重仁親王の死去の知らせも届き二重の衝撃を受けた崇徳上皇は、これまでの不遇の人生を振り返るうちに恨みが頂点に達し、呪いの言葉を唱え始める…という展開。
呪いの言葉を唱える崇徳上皇(井浦新)は血の涙を流し、爪は長く伸びてさながら妖怪のような出で立ち。この衝撃的な絵を見た視聴者が、「清盛の低視聴率は崇徳帝の呪いだったんだよ!」「崇徳院を冒涜したから」と想像を膨らませたというわけだ。
視聴率を脚本やキャストのせいにする言説はよく見かけるが、「呪い」説まで持ち出されるとはさすが大河ドラマといったところか。松山ケンイチも、いっそ呪いが原因だったと思えれば気が楽かもしれない。
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