銭ゲバ
[第1話]
風太郎(松山ケンイチ)は派遣社員として工場で働いていた。01/17放送
そこは人を人とも思わぬ働かせぶりで、ある日突然、派遣社員に解雇が告げられる。
風太郎らにとっても、明日は我が身だった。
風太郎はそんな派遣社員の中の一人、寺田(田口トモロヲ)と出会う。
彼は金に困っていて、同僚にも借金の申し出をしては断られていた。
風太郎が金を貯め込んでいると知った寺田は、帰り道を秘かに尾行。
留守中に部屋へ忍び込んで、金を盗もうとする。
だが、風太郎に見つかり、落ちていた鉄パイプで殴り殺されてしまった。
風太郎は貧乏暮らしをしていた子どもの頃の自分(齋藤隆成)を回想する。
父の健蔵(椎名桔平)はろくに仕事もせず、飲んだくれては風太郎や病弱な妻・桃子(奥貫薫)に暴力を振るう始末。
風太郎は小学生にもかかわらず、新聞配達をして、家計を助けていた。
そんなある日、風太郎は近くの別荘に住む金持ちの家の令嬢・三國緑(森迫永依)と出会う。
別荘に招かれた風太郎は食べたこともないお菓子をもらって感激
。緑の目を盗んで、そのお菓子をカバンに入れようとするが、それを見つかって軽蔑される。
風太郎は桃子にも食べさせたいと思ったのだ。
やがて、桃子は病院に行く金も風太郎のために使い、死んでしまう。
時は現代に戻り、風太郎は工場から解雇を告げられた。
次の派遣先である三國造船に出向いた彼は、社長に緑(ミムラ)という娘がいることを知る。
あの別荘の少女だ。
とある策略をした風太郎は緑の運転する車の前に自ら飛び出す。
やがて、緑は意識を取り戻した風太郎に謝るが、彼は秘かに不敵な笑みを浮かべていた。
その頃、刑事の荻野聡(宮川大輔)は、寺田の殺害事件を捜査していた。
そして、寺田と同じ時期に工場で働いていた人物のリストの中に、風太郎の名前を見つけて驚く。
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第1話
派遣社員としてとある町の工場で黙々と働いている男。
少年時代に病弱な母親と2人で、貧しい生活ではあるものの幸せに暮らしていた風太郎は、
あることをきっかけに異常なほど“金”に執着するようになった。
彼をここまで金に生きる男にしてしまったある出来事とは一体…。
普段は家事手伝いをしている社長令嬢の女。三國造船を経営する父親に反発し、
一日でも早く家を出たいと考えてはいるがなかなか踏ん切りがつかないでいる。
風太郎とは同級生で、学生の頃から貧乏な風太郎に対しても何の偏見も持たずに接してくれた為、
風太郎はこの緑に憧れを持っている。
三國緑の妹で普段は車椅子生活をしている。
車椅子というハンデを抱えているからか、物静かな性格でほとんど外出もせず家の中に閉じこもっている。
三國造船で働く風太郎に、自分と同じ孤独さを感じた青は、風太郎に惹かれていくのであった。
風太郎が10歳の時に蒸発したダメダメな父親。
現在はまともな職に就いておらず、住む所もない為ホームレスとして毎日を送っている。
風太郎とは親子関係にありながらも金をもらおうと息子をたかる日々が続く。
ある日を境に風太郎が金に執着するようになったのも、どうやらこの父親の存在が関係しているようだ。
風太郎の母だが、13年前家にお金がなくてろくに治療を受けられなかったことから手遅れになり亡くなった。
お金がないことを理由に命が失われたことに風太郎は恨みを持っている。
保彦の妻として、食堂伊豆屋の切り盛りをしている優しき女性。
面倒見がよく、風太郎の面倒もよく見ている。
妻の祥子と共に食堂伊豆屋を経営する男。
食堂伊豆屋は風太郎が唯一の隠れ場としている場所で祥子が風太郎の世話をするのを優しく見守っている。
保彦の姪で食堂伊豆屋でお手伝いしている純粋な性格の女の子。
どうやら食堂によく出入りする風太郎に興味津々なようで、
風太郎を見かけてはいつも質問ばかりしている。
10年前に弟を殺害した犯人を今でも追っている刑事。
今ではその犯人が風太郎であることを確信し、いつかその正体を現さないかと狙いを定めている。
荻野聡とともに10年前の事件捜査に協力している刑事の男。
保彦の妹で普段は食堂伊豆屋で兄夫婦と共に働いている。
彼女もまた足しげく食堂に通う風太郎を不思議に思っている。
三國家の家政婦として働いている女。
家政婦という仕事柄、三國家のなんらかの秘密を隠し持っているかもしれない。
緑と茜の父親で三國造船を経営している男。
毎日仕事に追われている為、家のことは全て家政婦の桑田晴子に全てを任せている。
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