トライアングル
[第11話]
「手見上げの用意ができました。これから会いに行きます」03/17放送
舜(稲垣吾郎)や丸山(小日向文世)のいる前で、亮二(江口洋介)が電話をかけた。
亮二(江口洋介)は「動かざる証拠」を見つけたのだという。
その後、亮二(江口洋介)は信造(北大路欣也)の元を訪ね、報告した。
佐智絵、志摩野(堺雅人)、サチ(広末涼子)――3人を殺害した犯人は同一人物であることを告げた。
信造は、サチ殺害容疑で、その人物には捜査本部が追っている。逮捕も時間の問題だから、危険な行動を止めように亮二に伝えるが、亮二は「25年前の真実を明らかにしたい」と訴え、「犯人と対峙させてほしい」と願い出た。
亮二が部屋を出ようとしたとき、信造は、25年前の事件の際の不手際について頭を下げた…。
場所はスタジアム――。亮二のほかにも舜(稲垣吾郎)がスタジアムに来ていた。信造から「亮二を守るよう」命じられたという。
舜は、犯人が誰であるかを、すでに知らされているようだった。
亮二に呼び出されたのはサチの養父・均(大杉漣)だった。
25年前のさちえちゃん殺害事件について、亮二から追及される均。
そのとき、2人を狙撃しようとしている人物がいた。舜が、犯人の頭に拳銃を突きつけた。
なんと、犯人は丸山(小日向文世)だったのだ。
丸山は思わぬ行動に出る。なんと自ら捜査本部に「これから自首します」と電話をしたのだ。
丸山はサチの殺害を認めたが、それは亮二を守るために撃ったと過失致死を主張する。
そして25年前の事件については、「何も知らない」と関与を否定した。
丸山はすでに身柄を捜査本部の手にあり、亮二が取り調べることはできない。
さらに亮二は、突然、リオンのインターポールから、研修の中断とリオンへの帰国を命じられた。
丸山が本部の刑事に連行されそうになったとき、信造から電話が…。
信蔵は自らの辞職とひきかえに、亮二が丸山を取り調べられるようにしてくれた。
取調室で亮二は丸山に自供を迫る。しかし、丸山は「どれも証拠がない」とはぐらかした。
そのとき、亮二は“亮二と犯人しか知りえない事実”について、話を始めた。
それは佐智絵殺害現場からの押収品・野球カードについて、丸山が口にしたひと言だった。その発言は、犯人しか知り得ない事実だった…。
それを聞いた丸山はすべての罪を認める。丸山は、なぜ佐智絵を殺したのかを告白した。
25年前、丸山の妹は均の会社に勤めていたが、妹は横領の疑いをかけられ自殺する。
妹を失った丸山は均を逆恨みして、佐智絵の命を奪うことで復讐したのだ!
丸山は舜の拳銃を奪いとると、自ら自殺を図ろうとする。
亮二が拳銃を取り上げると、丸山は「撃て!」と挑発した。
しかし亮二は、罪を償う機会を逸した丸山に対して、「可哀相に」と言葉をかける…。
その後、舜は新藤と繋がっていた警察OBの代議士を告発する。
信造は辞表を提出した。
亮二はリオンに旅立つ前に、さちえの殺害現場に花を手向ける。
そして、自分の人生を歩き出した…。
《完》
03/17
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第1話
キャスト
郷田亮二 / 江口洋介(えぐちようすけ)代々開業医を営んできた郷田家の次男として生まれてきた男。
そんな彼にはあるトラウマがあった。
そのトラウマとは今から25年前、初恋の同級生が殺された事件の第一発見者になった亮二は、
恐怖に怯えその場から逃げだしてしまったことだった。
自分は事件から逃げてしまった…。
その後、事故で亡くなった長男の代わりに郷田家を継ぐべく医者になった亮二だったが、事件が時効となったのをきっかけに彼の中で何か新しい感情が芽生え、
突如として医者を辞め国際警察の一員となるために家を出てしまった…。
果たして亮二が国際警察官になることを決めた本当の理由とは一体…。
黒木舜 / 稲垣吾郎(いながきごろう)
西署で働く若手の刑事。亮二が日本で行動する際の相棒でもある。
刑事になった理由は子供の頃から正義感が強いと自覚していたから。
他の刑事と違ってノンキャリアだが、仕事にかける情熱は人一倍ある。
サチ / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
日本を活動の拠点にしながらも、国内のみならず海外からも高い評価を得ている画家の女性。
郷田唯衣 / 相武紗季(あいぶさき)
国際警察として活動する亮二の妹。唯衣自身は幼かった為、25年前に起こった事件のことは全く覚えていない。
しかしトラウマを抱えながら生活をしている亮二にとっては、唯一本心で話すことができるかけがえのない存在である。
家族とあまり関わらない亮二と家族を結ぶ鍵のような役割も彼女が務めている。
志摩野鷹也 / 堺雅人(さかいまさと)
サキのことを影ながら見守る謎の男。その正体のサキを見守る理由は不明。
富岡康志 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
亮二の同級生の男で、現在は出版社に勤めており編集者として活躍している。
秋本了 / 佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)
亮二の同級生の男手、現在は建設会社に勤めている。
会社ではエリート街道に乗っており、今回、上海支社の運営を任された実力者である。
丸山慶太 / 小日向文世(こひなたふみよ)
舜の同僚で先輩の刑事。まだまだ経験の浅い瞬のそばに立ち、刑事としての働きを指導している。
少女殺害事件に関する情報を持っているかもしれない男。
葛城均 / 大杉漣(おおすぎれん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の父親で葛城清子(風吹ジュン)の夫である。
葛城清子 / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の母親。
最愛の子供を亡くした直後、逃げるように大阪へと暮らしを移した。
黒木信造 / 北大路欣也(きたおおじきんや)
警視庁刑事局刑事部捜査一課の警視正を務める男。
25年前には“葛城佐智絵殺害事件”を担当していたが、上司の意向により捜査が打ち切り。
それから数年後、信造は異例の大出世を果たした。
この出世がもしかするとこの事件と何らかの関係があるのかもしれない。
ちなみに新人刑事・黒木瞬の父親である。
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