太陽と海の教室
[第10話]
ようやく調査委員会が湘南学館に入った。履修不足問題に不安を抱く生徒たち。09/22放送
朔太郎(織田裕二)は経緯を説明し、補習によって単位不足分は補えると話す。
しかし、受験を目前にした生徒たちは納得がいかないでいた。
櫻井と杏花(戸田恵子)は神谷理事長(小日向文世)に補習計画表を提示するが、理事長は一蹴。
神谷は受験が終わってから「未履修教科レポート」を生徒たちに提出させることで、穴埋めできるよう、調査委員会に申請したと、櫻井と杏花に話す。
しかし不正は不正。誤魔化す行為は教育に良くない。が許せないと強く主張する朔太郎。
生徒を不正に巻き込んだのが許せないと、理事長に真っ向から反対した。
朔太郎の言葉を聞いた理事長は、「では、直接、生徒たちの意見を聞こう」と提案する。
放課後、朔太郎に声をかける柴草(八嶋智人)。自分の高校時代の体験を話した柴草は、櫻井の補習案に参加すると言った。
朔太郎と理事長の提案を聞いた3年1組は、理事長の案に賛成することになる。
朔太郎の案に賛成したのは、洋貴(岡田将生)、羽菜(谷村美月)と灯里(吉高由里子)の3人だけだったからだ。
凛久(北乃きい)も、受験勉強の妨げになる朔太郎の案に賛成出来なかった。それに朔太郎の案に賛成した洋貴を理解できないでいた。
そんななか、凛久は、羽菜や灯里が将来の目標をしっかりと決め、洋貴も志望校変更を決めたことに動揺する。
学校内では教師に変化が起こっていた。柴草のほか、槇村肇副校長(小林すすむ)も、櫻井に補習計画への協力を表明する。
朔太郎は櫻井に呼び出された。
理事長は湘南学館を辞するように朔太郎に告げるが、櫻井は受け入れようとしない。
じつは理事長自身も自分の政策の間違いに気づいていたのだ。
しかし、「それは必要悪だった!」と頑なに言い切る理事長は、自分の考えと朔太郎の考えのどちらが正しかったかは10年後の生徒たちの姿で答えが出る、と告げる。
若葉(北川景子)は3年1組の生徒に補習を受けるよう説得していた。しかし、生徒からは「負担になる」と、反対意見が噴出する。
洋貴はクラスメートに、これまで櫻井から教わったことを訴え出した。
羽菜も「前に進もう!」と訴える。
彼らの言葉に、3年1組は全員で補習授業を受けることに決めた。
中断されていた日輪祭の準備も始まった。
凛久は朔太郎に、「このままでいたい」と、気持ちをこぼす…。
それから少しして、神谷は学校を去った。
未履修問題は補習授業により、ほぼ解決した。
杏花は櫻井を3年1組の担任に復帰させる。
再び教壇に立ち1組の生徒を前にした櫻井は、「10年後の自分」を想像するよう課題を出す。生徒たちから漏れる言葉は「嫌な大人になっている」というものばかり。
そんな生徒たちに櫻井は、「これから立ちはだかる壁は自分を写す鏡だ」と教えた。
そして「自分らしくあるか」を問いかけて欲しいと話した。
さらに櫻井は宿題を出した。「名前や職業や学歴、性別や国籍でもない君たちは誰だ?」という宿題だ。
朔太郎はそれを10年かけて解いて欲しいと話した…。
日輪祭の夜。
1組の生徒がモニュメントの前に集まると、そこに櫻井と雪乃(大政絢)が現れる。
「自分の10年後」を書いたプレートを全員がモニュメントに掲げると、櫻井の手でモニュメントに火が放たれた…。
補習も終わり、受験も終わり、3年1組の生徒は卒業をしていった…。《完》
09/22
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キャスト
櫻井朔太郎 / 織田裕二(おだゆうじ)湘南学園に新しく赴任してきた教師。3年1組を担任。
“教師も公務員だ”という言葉は、この男には通用しない。
バカがつくほどの熱血教師。生徒ひとりひとりに対して真正面から向き合おうとする。
今どきの子ども達にとっては、ちょっとウザイかも(笑)
川辺英二 / 山本裕典(やまもとゆうすけ)
湘南学園3年1組の生徒。進学校には珍しい不良。
でも、群れるわけではなく、常に一匹狼と男らしい面も。
根岸洋貴 / 岡田将生(おかだまさき)
湘南学園3年1組の生徒。イケメンで女の子の憧れの男子。
学園だけでなく、他校の女子にもファンが…。
白崎凛久 / 北乃きい(きたのきい)
湘南学園3年1組生徒。なぜかトラブルに巻き込まれる、不運(?)な少女。
尾嶋灯里 / 吉高由里子(よしたかゆりこ)
湘南学園3年1組生徒。学年で一番大人っぽいと言われている少女。独特の雰囲気があり、男の子から熱い視線を送られている。同級生の田幡から好かれている、けど…。
田幡八朗 / 濱田岳(はまだがく)
湘南学園3年1組の生徒。明るくて陽気なムードメーカー。同級生の矢嶋さんが好き。
楠木大和 / 冨浦智嗣(とみうらさとし)
湘南学園3年1組の生徒。進学校の生徒らしい(?)勉強に青春を燃やす優等生。
日垣茂市 / 鍵本輝(かぎもとあきら)
湘南学園3年1組の生徒。湘南にピッタリのサーファー。見かけよりもずっとチャラチャラしていなくて、黙々とサーフィンに取り組んでいる。
澤水羽菜 / 谷村美月(たにむらみつき)
湘南学園3年1組の生徒。成績が優秀な生徒が集まる進学校の中でも、とりわけ成績優秀。学年トップの優等生。
榎戸若葉 / 北川景子(きたがわけいこ)
とにかく美人な先生。出身校の東大では、元ミス東大として人気があった。
子どもの頃から頭が良くて、悩むことなく卒業。
親のコネで就職もスムーズに決まる、うらやましい人生を送っている。
教師の仕事に興味があるというわけでもなく、結婚退職するのが夢(!?)
柴草修平 / 八嶋智人(やしまのりと)
湘南学園の教員。教科は数学で教育指導も担当している。
やたらと熱い櫻井をジャマな存在だと思っている。
神谷龍之介 / 小日向文世(こひなたふみよ)
湘南学園の理事長である。
高校が超進学校であることを誇りに思っており、生徒たちにはとにかく学業に専念して欲しいと考えている。子どもたちの生活より、まずは偏差値向上を希望している。
その為、櫻井朔太郎(織田裕二)の存在を快く思っていないのも事実。
一体この男の持っている本性は一体。
長谷部杏花 / 戸田恵子(とだけいこ)
湘南学園の校長として働いている。
とても穏やかな人だが、校長であるにも関わらず権力が全く無い。
次原雪乃 / 大政絢(おおまさあや)
ファッションモデルとして活躍している女の子。
船木真由 / 前田敦子(まえだあつこ)
17歳の女の子。
自宅ではUFOや宇宙人と交信しているらしく(自称)、授業中は常に爆睡している。
周りは信じていないが本当に宇宙人と会話できるらしい。
貴林優奈 / 黒瀬真奈美(くろせまなみ)
伴野圭吾と共に、3年1組の学級委員長として働いている。
伴野 圭吾 / 賀来賢人(かくけんと)
貴林優奈と共に、3年1組で学級委員長としてみんなをまとめる存在である。
三崎雅行 / 中村優一(なかむらゆういち)
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