鈴子の恋
[第2週]
01/09放送

鈴子(美山加恋)と良太(西井幸人)は、お互いの気持ちを確かめ合う。良太と知り合ってから、鈴子は“勉強をしたい”と思うようになり、さき(浅野ゆう子)に「一座を辞めて、学校に行きたい」と打ち明ける。しかしさきは許さなかった。英次郎(片岡鶴太郎)が稽古の時間の合間に勉強を教える事で一段落する。

「日向鈴子一座」が本拠地である神戸に帰る日が近づいてきた。そんなある日、鈴子はさきに「一日だけ稽古を休ませてほしい」とお願いするが、良太に会いに行くのだと感じたさきは、良太と別れてくるように言うのだった。

良太と会った鈴子は、「半年後にまた会いたい」と涙した。

神戸に帰った鈴子は、一座の恩人・エンタツ(青野敏行)のもとを訪ねる。そこには吉本興業の経営者・吉本せい(かとうかず子)たちの姿があった。さらに鈴子が尊敬している人気漫才師のミス・ワカナ(三倉佳奈)と再会する。

じつはワカナは恋愛問題で波紋されてしまい、エンタツを頼ってきたのだという。しかしエンタツが「面倒みきれない」ということで、急遽、日向鈴子一座に加わることになった。

そんななか、日向一家の周辺に斎藤ハナ(多岐川裕美)という女性が現れる。英次郎は驚き、こそこそした言動を始め、鈴子は不審に思う。

さきも“ハナが現れた”ことを聞いき驚く。しかし、英次郎から「鈴子(美山加恋)は気づいていないはずだと聞き、ひとまずホッとする。

一方、座員からハナと英次郎の噂を聞いた鈴子は、英次郎に「さきを悲しませないように」と言うのだった。

結局、鈴子はハナが実母だと知る。エンタツと一緒に上京しハナと対面する鈴子。ハナは“普通の娘”として一緒に生活することを望んでいた。その日はハナの家に一泊するが、一座の生活とは全く違う環境に鈴子は戸惑う。結局、結論が出ないまま、ひとまず一座へ戻る…。

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キャスト
日向鈴子 / 映美くらら(えみくらら)
旅芝居「日向鈴子一座」の座長。のちに芸名をミヤコ蝶々とする。
一座の座頭・英次郎と継母・さきに育てられるが、さきが実の母親だと思っている。
物心つく頃から十数人の座員に囲まれ育ったため、明るく耳年増な性格。

日向英次郎 / 片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)
鈴子の父親。「日向鈴子一座」の太夫元であり座頭。
数十人の座員を抱えて苦しい経営だがきりもりしている。
前妻・ハナとの間には子供の英一と鈴子がいたが、直感で鈴子を連れて来た。
日向さき / 浅野ゆう子(あさのゆうこ)
鈴子の継母で、元芸者。
妻子がいた英次郎と駆け落ちをして神戸にやってきた。
鈴子を赤ん坊の頃から大切に育てており、実の母親以上の愛情を注ぎたいと思っている。
橋口良太(青年時代) / 鈴木裕樹(すずきひろき)
鈴子の初恋の少年。芝居小屋の隣に住んでいる良家の息子。
舞台で華やかに舞う鈴子に恋をする。

父親の仕事の都合で東京に引っ越すことを手紙に書送るが、
鈴子はその手紙をすぐには読めず音信不通になってしまう。
春夫 / 佐野和真(さのかずま)
一座の漫才師であり、ギター演奏者。
座員で夫のいる蓮華と親しい仲。
明るく優しいが、座員の夏子にも手をだそうとするなど女にだらしない。
佐伯真蔵 / 木村了(きむらりょう)

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