サマーレスキュー〜天空の診療所〜
[第6話]
08/26放送

木野(菅田将暉)が診療所の前で登山客から治療をしてほしいと声をかけられた。
速水(向井理)を呼びに行こうとするが、登山客は簡単な治療だと言う。
確かに消毒程度で住む怪我で、木野は自ら手当てを始めた。

すると、そこに速水がやってきて、治療を代わった。
登山客が出ていった後、あかり(小池栄子)は木野になぜ速水を呼ばなかったのかと言う。

真子(能年玲奈)は木野でも大丈夫な程度の治療だったと助け船を出した。
だが、速水はどんなに簡単な処置でも、免許がなければ違法行為だと言う。
納得のいかない木野はそのまま診療所を飛び出していってしまった。
下山して父親の病院を手伝ったほうが自分にとっても勉強になるというのだ。

その頃、東京では高井(佐藤二朗)が沢口(松重豊)に診療所閉鎖について尋ねていた。
沢口は都会の医師不足は深刻で、倉木(時任三郎)も閉鎖に賛成するはずだと言う。

木野が遥(尾野真千子)に下山のあいさつをしにやってきた。
遥は天弧岳の景色を見てから、それでも気が変わらなければ下山すればいいと告げる。

翌日、木野が天弧岳へ向かおうとする。
小山(笹野高史)や井上(山崎樹範)は風が強いから辞めた方がいいと言い、木野もうなずいた。
だが、木野は自分を引き留めようとしているだけだと言い、真子と村田(小澤亮太)を誘って、天弧岳に登る。

天候は順調に思えたが、突風が吹いて真子の帽子が飛ばされる。
それを取りに行った木野はバランスを崩して、崖から転げ落ちてしまった。

真子は山小屋に急ぎ、速水を呼ぶ。現場に駆けつけた速水は木野を診療所へ運んだ。
無事に治療を終えた木野は、速水に謝る。
すると、倉木は木野が小山(笹野高史)の警告を無視したことを怒った。

30年前、研修医時代の倉木は同じように小山の注意を無視して、沢口ともう一人で山に登った。
そして、その一人が滑落して死亡してしまったのだ。

木野は神妙に謝り、小山はこれで成長して、立派な医者になればいい言う。

その夜、木野は下山を止め、このまま診療所に残ると告げる。
国家試験に受かったら、医者としてまた戻ってくると言うのだった。

だが、倉木は診療所を閉めるつもりだとと打ち明ける。
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キャスト
速水圭吾 / 向井理(むかいおさむ)
大学病院で将来を期待されている若き心臓外科医。
上司からの命令で、夏の間、とある山の診療所で患者を診ることになる。
小山遥 / 尾野真千子(おのまちこ)
稜ヶ岳山荘の主人・雄一の娘。幼い頃に母親を山の事故で亡くしている。
診療所で働いていた看護師たちは母親代わりであり相談相手だった。
そのため、おのずと看護師という道を選び夢をかなえた。
しかし第病院の医療に疑問を持ち、とあるきっかけで山に戻り、速水に出会う。
平原桃花 / 本田望結(ほんだのぞみ)
あかりの一人娘。小山夫婦を本当の家族のように思っている。
父親には会っていないが、事情は感づいておりそのことをあかりに聞くことはない。
平原あかり / 小池栄子(こいけえいこ)
山が好きで、10年前から夏の間、稜ヶ岳の診療所で働く看護師。
病院からやってくる若手医師にも患者にも頼られる存在。
結婚、出産後も看護師の仕事を続けていたが、旦那が浮気してしまい、現在は離婚を考えている。
遥のことを妹のように思っている。
倉木泰典 / 時任三郎(ときとうさぶろう)
明慶大学病院教授で、「稜ヶ岳診療所」の責任者。
毎年いろんな学生に声をかけては山に連れて来ている。山が好きで、天文ファン。
医学生、若手医師に慕われており次期学長に推す声も多いが、本人は肩書きや派閥争いには興味が無い。
野村恭介 / 戸次重幸(とつぎしげゆき)
沢口光香 / 市川由衣(いちかわゆい)
沢口教授の娘。速水に想いを寄せており、現在婚約中。
世間知らずなお嬢様だが、思いやりのある女性。

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