サマーレスキュー〜天空の診療所〜
[第3話]
07/22放送

速水(向井理)は遥(尾野真千子)が交代の医師が来るまで待てと言うにもかかわらず下山。
代わりの高井(佐藤二朗)は電車が遅れていて、到着は早くとも明日の朝だった。

小山(笹野高史)から速水は入院している母親・悦子(中田喜子)のもとへ行ったのだと遥に言う。
だが、遥は東京には医師はいくらでもいるのだから、速水はこの診療所に残るべきだったと反論した。

そこへ、登山客・野田(山崎銀之丞)が体調が悪くなった妻・洋子(西村いづみ)を連れて現れた。
医師がいないので診察もできず、処方箋も出せないので、薬も出せないと聞くと彼は激怒。
ルートを変更してまで診療所に来たのに意味がないと言い、今から下山すると言い出した。
あかり(小池栄子)は、今日は泊まって、明日来る医師を待つようにと言って引き留める。

その頃、東京では速水が沢口(松重豊)に、自分に母の手術をさせてほしいと頼んでいた。
すると、倉木(時任三郎)は自分が第1助手をやらせてもらうと申し出る。

速水は悦子の病室を訪れ、体にオデキが見つかったから、自分の執刀で手術すると伝えた。
それを聞いた悦子は息子の成長ぶりに感動を覚える。

だが、悦子の腹部を切開した速水はがく然としてしまう。腺癌細胞が見つかったのだ。
手術は中止となり、倉木が閉腹すると言うが、速水は自分がやると言う。

一方、診療所では遥があかりに、看護師は医師がいなければ何もできないと嘆いていた。
かつて遥が看護師をしていた頃、交通事故で重体の5歳児の受け入れ要請があった。
だが、医師・野村(戸次重幸)が今は別の処置をしているからと言って受け入れ拒否。
結局、子供は助からなかった。
そんな遥にあまりは、看護師は何もできないわけではなく、医師とは役割が違うだけだと言う。

その夜、あかりの携帯電話にメールが届いた。
知り合いの看護師から、悦子の手術結果を知らせるメールだった。
診療所の面々は悦子は手の施しようがないまま、閉腹されたことを知る。

翌朝、洋子は野田に、枕元に水が置いてくれたり、毛布をかけてくれたりしたことをお礼。
野田は自分は何もしていないと言う。遥がやったことだった。
そこへ、高井が到着し、洋子を診察。下山を許可され、二人は帰っていく。

一方、速水は沢口からドイツの医大に若手を派遣することになったので行かないかと言われる。
すると、そこに悦子が吐血したと緊急連絡が入り、速水が病室に駆けつけるが、既に息を引き取っていた。
床に落ちた写真には速水が子どもの頃、親子3人で撮った写真が落ちていた。それを見た速水は泣き崩れる。

悦子の死の知らせは診療所にも届いた。
遥は速水に電話するが、うまく言葉が出ず、用事は何かと聞かれてしまう。
答えに困った遥は、薬品が足りないので、今度来る時に持ってきてほしいと告げた。
すると、速水は戻るかどうか分からないと言うのだった。

速水は倉木に、診療所には満足な機材がないと言いながら、最先端の病院で母を助けられなかったとつぶやく。
医師になって初めて看取った患者が母親だったというのだ。

すると、倉木は次々と人の名前をつぶやき出す。彼が救えなかった患者たちだという。
その中には遥の母親の名前もあった。
そして、医師は完璧ではないが、救える命は救いたいと言って、1通の手紙を差し出した。

その手紙は朋子(内山理名)からのものだった。
そこには、地元の病院でも応急処置が良かったと言われたと、速水へのお礼が書かれていた。

手紙を読み終えた速水のもとに、看護婦が駆け込んできて、急患が運ばれたと告げる。
速水は自分が行くと言い、看護師も驚いた。

数日後、速水は頼まれていた薬品を持って、診療所に戻ってきた。
遥が驚くと、速水は山のことは何も分からないが、ここで働きたい、いろいろと教えてくださいと頼む。

その頃、沢口は速水からの「ドイツには行かず、診療所で働きたい」という手紙を読んでいた。
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キャスト
速水圭吾 / 向井理(むかいおさむ)
大学病院で将来を期待されている若き心臓外科医。
上司からの命令で、夏の間、とある山の診療所で患者を診ることになる。
小山遥 / 尾野真千子(おのまちこ)
稜ヶ岳山荘の主人・雄一の娘。幼い頃に母親を山の事故で亡くしている。
診療所で働いていた看護師たちは母親代わりであり相談相手だった。
そのため、おのずと看護師という道を選び夢をかなえた。
しかし第病院の医療に疑問を持ち、とあるきっかけで山に戻り、速水に出会う。
平原桃花 / 本田望結(ほんだのぞみ)
あかりの一人娘。小山夫婦を本当の家族のように思っている。
父親には会っていないが、事情は感づいておりそのことをあかりに聞くことはない。
平原あかり / 小池栄子(こいけえいこ)
山が好きで、10年前から夏の間、稜ヶ岳の診療所で働く看護師。
病院からやってくる若手医師にも患者にも頼られる存在。
結婚、出産後も看護師の仕事を続けていたが、旦那が浮気してしまい、現在は離婚を考えている。
遥のことを妹のように思っている。
倉木泰典 / 時任三郎(ときとうさぶろう)
明慶大学病院教授で、「稜ヶ岳診療所」の責任者。
毎年いろんな学生に声をかけては山に連れて来ている。山が好きで、天文ファン。
医学生、若手医師に慕われており次期学長に推す声も多いが、本人は肩書きや派閥争いには興味が無い。
野村恭介 / 戸次重幸(とつぎしげゆき)
沢口光香 / 市川由衣(いちかわゆい)
沢口教授の娘。速水に想いを寄せており、現在婚約中。
世間知らずなお嬢様だが、思いやりのある女性。

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