流星の絆
[第8話]
功一 (二宮和也) は最後の計画を実行に移すタイミングを計っていた。12/05放送
それは、両親を殺した犯人として戸神政行 (柄本明)が疑われるよう、父 (寺島進) の形見であるレシピノートを戸神の家に置いてくるという難しい計画だった。これが成功すれば、政行の逮捕は間違いないだろう。ただ失敗すれば、自分たちが逮捕されることに…リスクの高い作戦だった。
行成 (要潤)に別れを告げるため会ってきた静奈 (戸田恵梨香) が帰ってきた。静奈が別れを切り出したにも関わらず、行成は静奈を家に招いたらしい…。功一に「レシピノートを戸神家に隠すチャンス」と主張する静奈だった。しかし功一は悩む。静奈は本気で行成のことを好いている。そんな静奈に計画が実行できるだろうか…。泰輔 (錦戸亮)も同じように不安に感じていた。
そんな日曜日、柏原 (三浦友和)と萩村 (設楽統)は戸神宅を訪問していた。盗難車から発見された菓子の缶にあった腕時計などのことについて、政行に確認するためだ。時効が迫っている中、柏原たちは必死だったが、政行はその腕時計に見覚えがないという。さらに「アリアケ」のことも「知らない」と、いう。突然、柏原は「腹が減った」と言い出し、ハヤシライスを食べさせてもらう。ハヤシライスを食べながら…ある確信を得ていた。
それから数日後、静奈が行成の家に招かれた日―がやって来た。行成の話では、母・ 貴美子 (森下愛子) と行成が戸神の家に居るということだった。「くれぐれも気をつけるように」と、功一はビニール袋に入れたレシピノートを静奈に渡す。
静奈が戸神の家に入った様子を柏原が車から見ていた。じつは柏原は戸神の家の前に張り込んでいたのだ。柏原は泰輔の携帯に電話をする。柏原が「これから戸神家に乗り込む」というといい、「戸神の顔を確認してほしい」というのだ。泰輔とは驚く。「なぜこんな日なんだ!?」慌てて功一と泰輔は嘘をついて柏原の突入を延期させることができたものの、動揺がおさまらない…。
何とか柏原をキャバクラに誘い出し、戸神家から引き離すことに成功するが、戸神家を訪れた静奈にもアクシデントが…。なんと、突然、政行が帰宅してきたのだ。そして、静奈にハヤシライスのことについて聞いてきたのだ。何とかその場を取り繕ってピンチを切り抜けた静奈は、隙をついて戸神家の書庫に父・幸博 (寺島進)のレシピノートを忍ばせる。
後日、行成から静奈の携帯電話に何度も連絡が入る。どうしても電話に出ることができない静奈の携帯電話には、行成から「一度、会いたい」とのメッセージが…。
クリスマスイルミネーションが輝くある夜、静奈は行成と会うために出かける。それに気づいた功一と泰輔は静奈のあとを追いかけた。
静奈に会った行成は“幸博のレシピノート”を見せ、静奈に尋ねる。
「正直に答えてください。貴女は一体、誰ですか？」
その場に固まる静奈。その様子を功一と泰輔は息を飲んで見守った…。
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第1話
3兄弟の長男。両親を幼くして亡くした為、施設で育つ。
施設を出た後に勤めていた会社が突然つぶれて社長が自殺。
功一がその責任を取らされることになる。
その経験から人を騙すこと執着する詐欺師になった。
3人兄弟の次男。事件当夜に犯人らしき人物の顔を目撃している。
長男の詐欺行為に加担しており、実行犯として働く。
功一と泰輔の妹だが血はつながっていない。
静奈もまた、長男の詐欺行為に加担しており、その美貌を武器にターゲットの男に近づいていく。
しかし、心のどこかに詐欺行為は悪い事という自制心が残っている。
横須賀署の刑事で洋食店 『アリアケ』 の夫婦殺害事件を担当している。
事件後は、親が殺された有明3兄弟に対し、遺族と刑事という関係を超えた感情を抱いている。
カレーにはチョコレートを削って入れるのが好きというこだわりを持っている男でもある。
大手洋食チェーン『とがみ亭』の若き御曹司。
彼の父親から近日オープン予定の店舗を任されることになり、日々味の追求に取り組んでいる。
カウンターしかないがなかなか人気があるカレー屋の店主。
功一を住み込みで雇い、泰輔にお金を貸してあげたりなど、3兄妹の面倒をよく見てくれている人物。
横須賀署に勤務している刑事。
上司の刑事である柏原とともにアリアケ店主夫婦殺害事件の捜査を担当している。
アリアケ夫婦殺害事件に強い思い入れがあるようだが、その理由は謎。
行成の父親で大手洋食チェーン『とがみ亭』のオーナー。
オーナーという座に君臨するまでには、相当の苦労をしてきた人物。
アリアケ店主夫婦殺害事件の当日、政行と似たような男を見かけたと泰輔が証言しており、警察からマークされているという話もある。
洋食店『アリアケ』の店主・幸博の妻。
静奈の実母で3兄妹の母として店を切り盛りしていた。
洋食店『アリアケ』の店主。
2兄弟の父親である。お店の看板メニューであるハヤシライスには相当なこだわりを持っていた。
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