パパとムスメの7日間
[第4話]
07/22放送

恭一郎(舘ひろし)と小梅(新垣結衣)は、“心”と“身体”が入れ替わったまま、ついにXデー、つまり、『御前会議』と留年のかかった『期末テスト2日目』を迎えてしまった。
恭一郎(の姿をした小梅)率いるプロジェクトチームのメンバーは目前に迫った御前会議を穏便に済ませることを第一に考えていた。小梅にとっては、そのモチベーションや商品に対する満足度の低さが納得いかない。
一方、小梅(の姿をした恭一郎)はテスト用紙を見て大喜び。なんと、昨日、健太先輩(加藤成亮)が持ってきてくれた去年の過去問と同じ問題だったのだ。思わず、恭一郎(心は小梅)に、「こっちは絶好調!パパは頑張ってる」とメールを送信する。
そんな小梅(心は恭一郎)に、律子(森田彩華)が「夏休みに親に内緒で彼氏と旅行するんだ」と声をかけてきた。思わず「私、嘘なんてつけない。高校生が男と旅行なんてとんでもない……!」といってしまう。

いよいよ御前会議の始まりだ。秘密基地のような会議室の様子に恭一郎(心は小梅)は驚き、小梅(心は恭一郎)と連絡を取る。
小梅(心は恭一郎)は小梅で、電話をしていると、律子から「小梅も健太先輩を誘って一緒に旅行しようよ」と強く誘われ、つい、「わかったわかった」曖昧な返事をしてしまう。その時、担任の両角から呼び出しをくらってしまう。それは急激な成績不振のせいだ。さらに両角(田口浩正)からは「人が変わったみたいだな」とまで言われる。

厳しい表情の社長を前に、そうして始まったフレグランス「レインボードリーム」の御前会議。携帯はつなぎっぱなしにして机の上に置き、小梅(心は恭一郎)に聞こえるようにしてある。社長や役員たちの顔色を伺い、レインボードリームをベタボメしてプレゼンする。渡辺専務から「レインボーとドリームの間に点をいれてはどうか」「モデルの子は何番がいい」などくだらないことをさも重要そうにしながら進んでいく会議。商品について話し合うのではなく、あくまで社長の反応重視。「前向きに検討」など意見はいわず、結論は出さずという姿勢。恭一郎(心は小梅)はそれをくだらないと思いつつも、「知らん振りをして通せ」と父からいわれていたので、黙っていた。

終盤にさしかかり、中島が会の締めに入った。「どうにかやり過ごした、乗り切った」と内心安堵する恭一郎(心は小梅)に渡辺専務(小野寺昭)から意外な一言がある。この8カ月間のプロジェクトリーダーとして、この場で抱負を語るように促されてしまったのだ。突然のことに動揺した恭一郎(心は小梅)は「頑張りたいと思います」とだけ言う。しかし、「プロジェクトリーダーがそんな態度では商品など売れない」と役員から挑発めいたことを言われ、「私とは関係ない。“はい”とさえ言っておけばいい」と自分に言い聞かせるが、一つ気になると、今までのすべてが納得いかなくなり、「一言だけいいですか」と言ってしまう。そして、「多分、きっと、絶対に……売れないと思います!」と爆弾発言し、会議室内はもとより、社内は騒然となる。しかし、恭一郎(心は小梅)の勢いはとまらない。「女子高生にとってフレグランスが3000円もするのは高いと思う。彼女たちにとって一番大事なのは携帯代で、それを捻出するために、様々なものを切り詰めていると説明し、さらに、定価や販売店への義理など、お客さんにとっては何も関係ないと言い切る。携帯で一部始終を聞いていた小梅(心は恭一郎)は、その場にへなへなとしゃがみ込んでしまう。その間に、律子が律子の彼と小梅と健太先輩の4人での旅行の話を進めてしまっているのも知らず……。

新たなアイデアを聞かれ、「量を減らして、定価を500円にする。5mlのミニボトルなどもいいと思います」など興味を持たせることが第一であり、前例だけにしがみついても意味がないと恭一郎(心は小梅)は話し続ける。様々な反対発言が出るなか、社長(江守徹)が「有意義な意見だとは思うが、今から納期や予算などそのままで展開できるのか。川原さんが責任をとれるか」と一言。「彼らならできると思います」と答えてしまう恭一郎(心は小梅)。

とはいえ、全責任がのしかってくると考えただけで心が沈んでしまう。恭一郎(心は小梅)はプロジェクトチームに戻り、「申し訳ない」とみんなに謝るが、チームのメンバーは「会社の事情や都合はお客様には関係ない」という発言に共鳴してくれ、チーム一丸となって、プロジェクトを進めることになった。

帰り道、恭一郎(心は小梅)に西野和香子(佐田真由美)が「私、本気なんです!」と告白。なんとかはぐらかして家に帰ると、母の理恵子(麻生祐未)が「どういうつもり?」と待ち構えていた……。
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08/12 第6話


08/05 第5話


07/22 第4話


07/15 第3話

キャスト
川原小梅 / 新垣結衣(あらがきゆい)
恭一郎の娘で、桜台北高校に通う高校2年生。イマドキの女の子で「ショッピング」と「カラオケ」が大好き。特技は携帯メールの早打ち。友達も多く、活発で、サッカーブのエースストライカー・健太先輩に恋している。一方で、思春期にありがちな父親ぎらいで恭一郎とは約2年言葉を交わしていない。
ある日、ひょんなことから父親と姿がいれかわってしまった小梅は、仕方なく会社へ行くことに。しかし、そこには高校生の小梅には理解できない“オトナの世界”が待ち受けていた!
川原恭一郎 / 舘ひろし(たちひろし)
大手化粧品会社・美生化粧品のサラリーマン。広報部の副部長で、新製品開発プロジェクトのリーダーも任されている。しかし、その実、面倒な仕事を押し付けられているだけにすぎない。性格が生真面目なため、人の頼みを断ることができないのが弱点。家でも妻や娘に邪険に扱われ、肩身の狭い思いをしている。
ある日、ひょんなことから娘と姿がいれかわってしまい、娘の代わりに、デートやテスト勉強をしなければいけなくなった。

中嶋耕介 / 八嶋智人(やしまのりと)
恭一郎率いるチームの部下のひとり。心のそこでは、仕事に対する熱い思いはあるが、会社の古い体質に絶望し、何事も穏便に、適当にすませておけばいいと思っている。
悪い人間ではないが、恭一郎の下に長くいるため、緊張感はなく、年長者で上司の恭一郎に対しても、失礼な口をきくこともある。
大杉 健太 / 加藤成亮(かとうしげあき)
中山 律子 / 森田彩華(もりたあやか)
中山律子の父 / 相島一之(あいじまかずゆき)
西野 和香子 / 佐田真由美(さだまゆみ)
前田 幸一 / 金児憲史(かねこのりひこ)
森山 礼次郎 / 大和田伸也(おおわだしんや)
渡辺専務 / 小野寺昭(おのでらあきら)
渡辺 武志 / 江守徹(えもりとおる)

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