鍵のかかった部屋
[第5話]
純子(戸田恵梨香)は結婚する友人・美里(小松彩夏)の新居を訪ねた。05/14放送
防犯システムを導入したいという美里のため、榎本(大野智)を連れていったのだ。
一方、芹沢(佐藤浩市)のクライアントが買収した工務店の社長・竹本(田窪一世)が死亡。
その工務店に手抜き工事の噂が持ち上がっていた。
クライアントはその噂が本当なら、買収契約を解除すると言って、芹沢に調査を命じる。
そこに純子と榎本がやってきた。
家主の杉崎(新井浩文)は結婚式を控えて引っ越し予定だったが、震度4の地震で新居が歪んでしまった。
その補修工事の下見に来た竹本がリビングで頭を打って死んでいたのだ。
リビングに鍵はかかっていなかったが、地震で歪んだため、ドアの開閉ができなくなっていた。
事件当時、ドアは閉まっていて、リビングは密室だった。
杉崎は高校教師で、野球部の監督を務めていて、事件当時は練習中というアリバイがあった。
部屋を見ていた榎本は、壁のエアコンのダクト用の穴を見て、完全な密室ではないと言う。
芹沢たちは杉崎の婚約者・加奈(関めぐみ)の自宅を訪れた。
加奈は結婚式はキャンセルしようと思っていると言う。
一方、芹沢はクライアントに、工務店の手抜き工事を報告し、買収契約の解除と違約金の請求を告げた。
芹沢は野球部員に話を聞き、事件当日は1時間ランニングしていたと知る。
それを聞いた純子は、ランニング中は杉崎はどうしているのかと疑問に思った。
だが、部員たちには分からないようだった。
その後、芹沢は杉崎に、リビングにテニスボールがあったことを追及。
床の傾きを証明するために置いて、動画を撮影するつもりだったと言う。
すると、芹沢が、竹本は殺され、ボールを使ったトリックで密室が作られたと言う。
榎本ははダクト用の蓋を外し、そこからテニスボールを投げ込んだ。
ボールが当たったドアは閉まり、密室が完成。
ダクトの穴から掃除機を入れれば、ボールも取り出せるという。
疑いを掛けられた杉崎は、補修工事を約束させて和解していた自分には竹本を殺す動機がないと言う。
だが、純子は加奈が、杉崎との結婚に踏み切れずにいることを告白。
杉崎の友人と交際していた加奈は破局。
そんな時、杉崎からプロポーズされてOKしたが、不安を抱いたままだったという。
そして、加奈は結婚式をキャンセルして杉崎に別れを告げた。
杉崎は婚約破棄を竹本の手抜き工事のせいにした。
だが、そこまでは自分たちのせいではないと言われて、殺意を抱いたのだった。
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キャスト
榎本径 / 大野智(おおのさとし)大手警備会社・東京総合セキュリティに勤務している防犯オタク。
備品倉庫で日々セキュリティーの研究に没頭している。
とっつき難くどこか不気味で、一見近寄りがたい。
本人は意識していないものの、どこか人を小馬鹿にしたような態度。
青砥純子 / 戸田恵梨香(とだえりか)
美人で前向き、まっすぐな性格の女弁護士。
それゆえに時に突拍子も無い発言をしたり、周囲を巻き込んで迷惑をかけることも。
どこか憎めない可愛らしさを持つ。
芹沢豪 / 佐藤浩市(さとうこういち)
純子の上司で、「金にならない刑事事件は請け負わない」が信条のエリート弁護士。
企業法務が専門で、プライドが高く損得勘定で行動することも多い。
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