獣医ドリトル
[第5話]
11/21放送

ある日の深夜、ドリトル(小栗旬)のもとに瀕死の猫を連れた女性・平野瞳(りょう)が訪れる。

ドリトルは女性を見るなり「瞳さん…!」と呼ぶが、彼女は猫を助けてと言うとその場に倒れてしまう。

翌朝、瞳が目を覚ますと猫の手術は無事に終了していた。

話を聞くと、瞳はドリトルの大学時代の同級生だったのだ。

瞳は夫・幸彦(山崎勝之)が亡くなり、それから東京にやってきたのだが、その矢先のペットの猫・ベルの事故だったのだ。
ドリトルは瞳に『弁当代』の貸しがあると言い、猫の治療費はいらないと言う。

治療費を請求しないドリトルに、あすか(井上真央)は酷く驚く。

大学時代、ドリトルは瞳に恋心を抱いていたのだ。

そんな中、庭に迷い込んだレース鳩を連れた若山弥生(加藤治子)が訪れる。
聞くと弥生は、夫が飛ばした鳩を50年も待ち続けていると言うのだ。

しかしドリトルは怪訝そうに言う。
鳩の寿命は長くても20年だからだ。

その直後、弥生の息子・秋男(佐戸井けん太)が自宅の鳩の駆除を依頼しに来る。
自宅の庭に住み着く鳩は以前から自治体にも駆除要請されていたが、秋男は弥生に内緒で駆除と分からないように駆除するように頼む。

ドリトルは駆除費として100万円を要求するが、秋男は「父の呪縛から解放されるなら」と承諾する。

話を聞くと、弥生の夫・誠(浜田学)は50年前に山中で死亡しており、その死体の近くに女性の姿があった為、不倫の末の心中だと言うのだ。

ドリトル達が弥生の自宅に行き鳩の駆除を進めていると、巣から白骨化した鳩を発見する。
その鳩の足には通信筒が付けられており、間違いなく夫・誠が最後に飛ばした鳩だった。

信じて待ち続けていた弥生のもとに、ようやく夫からの返事が届き弥生は涙する。
不倫は真実ではなかったのだ。

一方、瞳は電車に飛び込み自殺を図ろうとしていた。
そこへ、あすかから電話が掛かる。

瞳は「ベルのことよろしくね」とあすかに告げるが、ドリトルが電話を変わり「ベルは殺処分だ」言う。

驚く瞳にドリトルは「ベルを見殺しにするのはあんただ。俺はボランティアじゃない。ペットはビジネスだ」と言う。

ドリトルの言葉に、瞳はベルを引き取りに戻ることを決めるのだった。
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キャスト
鳥取健一 / 小栗旬(おぐりしゅん)
「獣医はビジネス」が口癖。
口が汚く金と飼い主に厳しい、悪徳敏腕獣医。

多島あすか / 井上真央(いのうえまお)
花菱優 / 成宮寛貴(なりみやひろき)
カリスマ獣医。
ドリトルとは、考え方・診療方針が全く違う。
不動ルミ / 藤澤恵麻(ふじさわえま)
花菱優が院長を務める病院の一階でトリミングサロンを開設しているトリマー。

動物番組「ペット119(ワンワンニャイン)」に花菱と出演し、
番組アシスタントをしている。

花菱を介し、鳥取と接するうちに…!?

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