JIN-仁-
[第6話]
ペニシリンを作り上げた仁（大沢たかお）の噂は江戸中に広まり、彼は漢方治療の総本山である医学館の多紀（相島一之）と対面することに。11/15放送
古くから日本の医療の中心だった医学館は新参の西洋医学所をよく思っていないらしい。
多紀から素性を尋ねられた仁だが、一緒についてきた龍馬（内野聖陽）や恭太郎（小出恵介）が何とかはぐらかす。
だが、医学館の面々は仁に対して、ますます不信感を募らせる。
すると、同席していた医学館の福田（佐藤二朗）が突然腹痛を訴えて倒れた。
仁は胃潰瘍穿孔と診断し、その場でで緊急手術を行うことになる。
助手を務めていた咲（綾瀬はるか）だったが、初めて見る内臓に動揺。
仁は佐分利（桐谷健太）に代わらせ、手術は無事に成功する。
そんなある日、佐分利のメスが殺された女郎の部屋から見つかったと分かる。
追及された佐分利は解剖をしていたと答えた。
生前の女郎を診ていた佐分利は、診察代の代わりに死後に解剖していいと言われていたらしい。
だが、断じて殺しなどしていないという。
本来、解剖はお上に申し出なければならず、殺しでなくても問題視される。
佐分利は医術のためだというが、洪庵（武田鉄矢）は自分が責任を取って身を引くという。
仁は自分が元凶だったことにして、洪庵は医学所に残るべきだと言う。
得体の知れない自分が責任を負えば、医学所には傷が付かないだろうというのだ。
一方、野風（中谷美紀）は医者と思われる者たちが仁を斬ると言っていたと聞く。
吉原から出ることのできない彼女は咲に手紙を書いて、そのことを伝える。
仁が林を歩いていると、怪しげな男に刀で襲いかかられる。
危機一髪のところで咲が助け、仁の手を引いて逃げた。
仁から無事を知らせる礼の手紙をもらった野風は嬉しそうにほほえむ。
だがそれからしばらくして、西洋医学所のペニシリン製造所が荒らされる。
佐分利は殺しの現場に自分のメスを置いたのも何者かの仕業に違いないという。
それは仁たちのことをよく思わない医学所内の人間ではないかと思われた。
あとのことは自分に任せておけと言う洪庵だったが、一人になると咳き込み血を吐く。
その頃、仁は平成22年の10円玉を手にしていた。果たして、それは…？
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第1話
東都大学付属病院脳外科医。
婚約者の未来が、自らの手術により植物状態に。
そんな時、江戸時代にタイムスリップしてしまう。
タイムスリップ先の江戸でも、人々の病気や怪我を救っていく。
「江戸の人を救うこと＝歴史を変えること」になってしまうため、悩む。
しかし懸命に生きようとする人々を見て、この時代で精一杯生きていく決心をするのだった。
植物状態の婚約者･未来（みき）を救うため、未来を変えようとするが･･･！？
江戸･吉原の｢鈴屋｣にいる最上級の花魁(おいらん)。
気が強くはっきりと物を言う性格。
大名のお姫様並みの教養を身につけている。
かなりの美貌の持ち主。
腕のいい医者を探しているようだ。
[未来：仁の恋人。見た目は野風に瓜二つ。優秀な小児外科医だった。
2年前に脳腫瘍が見つかり仁の手術を受けるが、後に植物状態になってしまった。]
恭太郎(小出恵介)の妹で、橘家の長女。
兄の命を救った仁を尊敬し、助手になることを志願。
仁に思いを寄せている･･･?
咲(綾瀬はるか)の兄。
父をコレラの大流行により亡くしている。
斬られそうになった仁を助けたが、その際自らが負傷。
仁の行った緊急手術によって命を救われる。師は勝海舟。
西洋医学所の若く優秀な医師。関西出身。
ひょんなきっかけで仁の手術に立ち会うことになった。
仁の医術･道具に驚き、必死に学ぶ。
仁とともに江戸の人々を救っていく。
西洋医学所の頭取で、最高峰の蘭方医。
医学の進歩に情熱を傾けている。
穏やかな人柄で、はるか年下の仁に教えを請う人格者。
幕府の軍艦奉行。
時代を超えた国際感覚を持っており、多くの人から慕われている。
門下生である京太郎や竜馬を通し仁の存在を知る。
仁の手助けをしようとする。
勝海舟を師と仰ぐ、土佐の脱藩浪人。豪快で女好き。
自分の道を模索していたその時仁に会い、影響を受ける。
交流を深める中で、互いにかけがえのない存在となっていく。
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