ドリーム☆アゲイン
[第8話]
12/01放送

駿介=朝日奈(反町隆史)は雛(志田未来)が病気で倒れたと聞いて、病院に駆けつけた。田中(児玉清)によれば、雛の命はあと一ヶ月だという。駿介は雛が自分に会いに来た理由をようやく悟った。駿介は自分が死んだ時のように間違いではないのかと田中に尋ねるが、それはないと言われる。駿介は田中に1年だけでもいいから何とかしてくれと迫るが、定められた運命を変えることはできなかった。病院にやってきた颯乙(加藤あい)はエレベーターで取り乱したことを謝り、何かできることがあれば言ってくれと駿介に伝える。

朝日奈の様子のおかしいことに気付いた百子(青田典子)や熊田(三宅弘城)は仕事のことは自分たちに任せてくれと言う。会社はチームプレーだからという熊田の言葉に、駿介は感動を覚えた。

移植手術について調べ始めた駿介に、田中は無駄にメスを入れて苦しませるのは酷ではないかと言う。運命は決まっているのだから、残った人生を幸せに過ごさせてあげるのが愛だと言う田中に、駿介は運命など変えてみせると宣言。人間の底力を見せつけてやると言い放った。そして、家に帰って、雛の携帯を見た彼はその中に男の子の写真を発見。雛が恋をしていることを知る。

駿介は医師から子供の心臓移植は日本では例が少なく、困難を極めると告げられる。海外での移植という手段もあるが、それを待っている患者は多く、何年後にできるか分からなかった。駿介は数々の大病院を回るが、どこへ行っても同じ。その頃、颯乙は菱沼(須賀貴匡)から、アメリカの病院に勤めている知り合いに相談すると言われていた。朝日奈に対するせめてもの罪滅ぼしとして力になりたいというのだ。

颯乙が駿介の家にやってきた時、雛が一時退院してきた。どうして病気のことを言わなかったのかと尋ねる駿介に、雛は言ってもどうにもならないことだからと答えた。自分の病気のことは充分に調べていて、助かる見込みがないことも分かっていると言う。そんなことを言わずに一緒に戦おうと告げる駿介に、雛は放っておいてほしいと言った。そんな雛に写真のことを追及した駿介は、勝手に携帯を見たことを非難されてしまう。

颯乙は部屋にこもってしまった雛のもとへ。朝日奈も心配しているのだから、分かってあげてほしいという颯乙の言葉に雛もうなづいた。颯乙が男の子のことを尋ねると、もう自分には未来がないのだから、あきらめると言われてしまう。

だが、雛は颯乙の言葉に勇気づけられ、あこがれの男の子のもとへ。彼が他の女の子たちと話し始めたのを見て、声をかけることができない。しかも、好きな女の子のタイプを尋ねられていた彼が、元気な女の子だと答えるのを聞いて、ショックを受けてしまう。

家に帰った雛に駿介は励ましの言葉を掛けるが、彼女は何も答えず、部屋にこもると携帯の写真を削除する。翌日、颯乙が少しでも心臓に負担を掛けないようにと車イスを届けに来た。そこに、加代(瀬川瑛子)が来て、雛がいなくなったと言う。加代は雛は病院で写真を見ながら、母親のもとに行きたいと言っていたことを思い出し、駿介たちに告げた。

雛はかつて母親と住んでいた空き家にいた。雛の居場所を悟り、タクシーで向かった駿介たちは、彼女を近くの海岸で発見。雛は自ら死を選ぼうと海へ入っていくが、駿介は必死で救う。駿介は命を大切にしろと言い、これからどうするのかは自分で決めろと告げた。その言葉に雛は、自分だって死にたくなどないと言って、涙を流す。そんな雛のことを颯乙は優しく抱きしめた。

雛は颯乙にもう少し休んだほうがいいと言われるが、大事な用事があるからと言って、学校まで送ってもらう。雛は意を決して、あこがれの彼のもとへ。付き合ってほしいと、思いを告げた。彼は親の仕事の都合で仙台に転校することになったと言って、謝る。だが、大学は東京に戻るつもりだから、その時まで気持ちが変わらなかったら、また会ってほしいと言う彼の言葉に戸惑いつつも、了承。改めて、2ショット写真を取らせてもらう。

駿介は健造(渡辺哲)と会っていると、颯乙に連れられた雛が現れる。そのまま、一緒に少年野球を見ていた雛は自分もやってみたいと言い出した。颯乙はだめだと言うが、駿介はバットの振り方を教えようとする。雛はもうさんざん見てきたから分かると言い、バッターボックスへ。駿介はキャッチャーを務める。雛は告白することができたことを告げ、バットを振ると見事にヒット。駿介は彼女を背負って、ベースを走っていく。
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10/20 第2話


10/13 第1話

キャスト
小木駿介/朝日奈孝也 / 反町隆史(そりまちたかし)
「巨人の満塁男」と異名を取るプロ野球選手・駿介は肩を故障して二軍落ち。シーズン終了後、球団から解雇を告げられる。1年後に現役復帰を決意した矢先、不慮の事故で他界。冷徹なファンド会社社長・朝日奈の体を借りて現世に戻り、球界復帰を目指す。会社の経営のことなどまるで分からない上に、朝日奈の娘だという少女まで現れて悪戦苦闘。さらに、かつての婚約者が朝日奈を訴えている相手側の弁護をしている宿敵だと分かる。冷淡な朝日奈とは一変した情に厚い仕事ぶりをし、部下たちから不審に思われる。
二ノ宮颯乙 / 加藤あい(かとうあい)
正義感の強い新米弁護士。駿介と交際していたが、球界復帰を決意した彼とは婚約破棄となってしまう。駿介を亡くしたショックを忘れるために、仕事に没頭。駿介が魂を宿らせているファンド会社の社長、朝日奈を訴えている相手の弁護を担当している。プロ野球選手を目指すという朝日奈のスウィングを見て、駿介と全く同じことを知って動揺。朝日奈の態度もガラリと変わり、次第に彼に心ひかれていく。
藤本雛 / 志田未来(しだみらい)
自分の母親に朝日奈が生ませた子供だと主張する女子中学生。施設で育てられていたが、朝日奈に金をせびりにやってきた。大人をモノともしない口振りで、朝日奈に接する。初めは彼の金だけが目当てだったが、次第に父親として慕うようになっていく。
田中 / 児玉清(こだまきよし)
天国省の役人。死んでしまった人間を天国に案内する役目を務めている。ふだんは冷静沈着だが、時に人間味ある一面も。天国省のミスで死んでしまった駿介を救うべく、彼の魂を朝日奈の体に宿らせることを独断で決定。下界に戻った駿介を温かく見守っている。
牛山百子 / 青田典子(あおたのりこ)
朝日奈ファンドのアナリスト。駿介が乗り移っているとは知らず、朝日奈の変貌ぶりに驚いている。
中田加代 / 瀬川瑛子(せがわえいこ)
朝日奈に雇われている家政婦。
韓流ドラマ好き。朝日奈に対しても遠慮することなく、何でもズバズバと言う。雛のことを可愛がっている。
前田健造 / 渡辺哲(わたなべてつ)
現役時代の駿介が慕っていた巨人軍のトレーニングコーチ。
朝日奈に乗り移った駿介がプロ野球選手になりたいと言ってきて、初めは相手にしなかったが、テストをしてやることに。朝日奈の金を狙ってのことだったが、彼の中に駿介と重なる部分を見い出し、本気でコーチするようになる。
菱沼司 / 須賀貴匡(すがたかまさ)
父親の法律事務所に勤める敏腕弁護士。後輩の颯乙に秘かにひかれていて、彼女を優しく見守っている。朝日奈を陥れようと、隠し子のことを週刊誌にリーク。そのことが颯乙にも知れてしまい、反発される。

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