ブザー･ビート～崖っぷちのヒーロー～第6話あらすじ完全版

ブザー･ビート～崖っぷちのヒーロー～

[第6話]

08/17放送

直輝（山下智久）の電話の声に「泣いている」と気づいた莉子（北川景子）は、思い切って直輝たちが合宿を行っている場所へと向かった。
朝、体育館で独り練習をしている直輝を思わず抱きしめてしまう莉子。
「放っておけなかったから…」莉子の言葉に直輝は心が温かくなるのを感じた。
「川崎（伊藤英明）に会って帰らないのか？」という直輝の問いに、「ノーメークだし、差し入れも持ってきていないから…」と莉子は頷いた。

直輝はバス停まで見送り、来たバスに乗った莉子と手を振って別れた。
朝のジョギングをしていた川崎が、２人の様子を丘の上から見ていた…。

練習が始まった。直輝は吹っ切れたのか、動きがいい。
川崎は「練習試合をする」と言うと、メンバーを２つに分けた。
直輝と廉（金子ノブアキ）が一緒のチームに。もう一方のチームには宇都宮（永井大）と川崎が入った。
川崎が実際にプレーするところを見るのは直輝も秀治（溝端淳平）も初めてだ。

晴れ晴れと練習試合をする直輝たちの姿を、秀治は羨ましくも苦々しく見ていた。

せっかく調子が良かったのに、直輝は足首を痛めてしまう。
通称・関節ネズミ。軟骨が剥がれて関節の中をグルグルと回り、痛みを発するのだという病気だ。処置としては、時々あらわれる痛みを我慢するか、手術を行うか…。
ケガと失恋に落ち込む直輝を励ますように、母・真希子（真矢みき）は「いつか貴方が心から安らげる女の子が現れるといいわね」と声をかけた。

合宿から帰った秀治を待っていたのは麻衣（貫地谷しほり）だった。麻衣は秀治にお土産を頼んでいたのだ。秀治はちゃんと麻衣から頼まれたお土産を麻衣に渡すが、どうも修治の元気がない。
「どうしたの？」と聞く麻衣に秀治は「バスケ選手を続けるか悩んでいる」と答えた。いつまでも控え選手として試合に出られないまま続けていることに、不安を感じているというのだ。
それを聞いた麻衣は修治の腕を掴むと立ち上がり、一緒にバスケットのフォームを練習し始める。

「クローズドスタンス！」「オープンスタンス!!」
練習中、麻衣の顔と距離が近づいた修治はドキドキしていた…。

一方、修治と菜月（相武紗季）が別れたことを知った宇都宮は、菜月から事情を聞くために店で会っていた。
「私が悪いんです」と言いながらも、もう過去の事と踏ん切りをつけている様子の菜月。
「それより、まだ忘れられないんですか？」と菜月は宇都宮に質問した。宇都宮には忘れられない女性がいるらしい。
「忘れなきゃいけないと思っているんだけどね」宇都宮は笑いながら答えた。
続けるように、「あまり気は進まないけど、（麻衣と）もう一度デートしてみるか」「とてもいい子なんだ」と続けた。

夕方、麻衣と修治は２人でそうめんを食べていた。莉子はバーでのバイオリン演奏に出かけている。すると修治に電話がかかってきて、慌てて部屋を出て行った。直樹と菜月が別れたので、直樹を慰めるために失恋パーティーを開くという…。
それを聞いた麻衣は、莉子のことを考えていた…。

アルバイト先で莉子がバイオリンを弾いていた。
すると客席からじっと莉子を見つめる中年男性の姿があった。
彼は彼女の演奏をずっと聴いていた。

翌日、莉子は川崎に「私、好きな人がいるんです」と告げた。
これ以上、川崎にも、自分の気持ちにも、嘘がつけないと思ったからだ。
莉子の言葉を聞いた川崎は「相手は、誰？」と尋ねる。
莉子が答えようとしたとき、車中から川崎の両親に声をかけられる。

川崎の両親と川崎、莉子。４人で食事をしていると、川崎は両親に「結婚を考えている」と話す。
それを聞いた莉子はとても戸惑った。

川崎の両親と別れた後、川崎は「俺は、直樹よりも誰よりも君を幸せにできる自信がある。待っているよ。君が好きになるまで…」と莉子に告げた。

帰り道、莉子がいつもの公園のそばを通ると、直樹が練習をしていた。
いつものようにベンチに並んで座って話をする直輝と莉子。
直樹は莉子に合宿所まで来てくれたお礼を言った。
「友達を超えちゃったかな…」直樹の言葉に、思わず莉子は唇を重ねてしまう…。

翌日。体育館の更衣室で、直樹は廉に声をかけた。
「俺たちが組めばいい流れになると思う。川崎さんもそう狙っていると思う」と…。
それを聞いた廉は「知るかよ！」と言いながらも、先に出て行く直樹を見ていた。

体育館で直樹が練習を始めると川崎がやってきた。これからボストンに視察に旅立つという。
川崎は直樹に「合宿所近くのバス停で直樹と莉子が一緒にいるのを見た」と言う。

「俺はお前を信じている」川崎はそう言うと、体育館を出ていった。

――夜。
麻衣は自室で独りぼんやり「ゼッケン４番」のキーホルダーを眺めていた。
一方、菜月も自室で独りテレビゲームに興じていた。その頬には涙が止め処もなく流れていた…。

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07/13 第1話

ｷｬｽﾄ

上矢直輝 / 山下智久(やましたともひさ)
プロバスケットボールチーム「JC ARCS」に所属。
まっすぐな性格だが本番に弱い人間で、
バスケットの腕も仕事も恋愛も、
いざというときにだめになってしまう。
恋人はいるが、愛想をつかされている。
料理がうまい。
フリースローが得意。
深夜の公園で莉子と出会うが･･･。

白河莉子 / 北川景子(きたがわけいこ)
気が強く、明るくて前向きだが素直になれない女。
バイオリニストを目指している。
アルバイト先は本屋さん。
直輝と運命的な出会いをする。

七海菜月 / 相武紗季(あいぶさき)
チアリーダーで、直輝の彼女である。
直輝に少しうんざりしている。

海老谷麻衣 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
莉子の親友で、フルート奏者。
恋バナ大好き!だが、恋人はいない。
マイペースで社交的な性格。

泰野秀治 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
直輝の後輩の、バスケットボール選手。
JC ARCS所属。
無邪気な性格。

川崎智哉 / 伊藤英明(いとうひであき)
直輝が所属するJC ARCSのヘッドコーチ。
莉子のアルバイト先に押しかけるなど、
気になる人には積極的。

代々木廉 / 金子ノブアキ(かねこのぶあき)
バスケットボール選手。
JC ARCSの新戦力で、海外から移籍してきたスタープレーヤー。
菜月に接近･･･?

上矢真希子 / 真矢みき(まやみき)
直輝の母。
インテリア家具店店長である。

宇都宮透 / 永井大(ながいまさる)
バスケットボールチーム「JC ARCS」のキャプテン。
本番に強い。

上矢優里 / 大政絢(おおまさあや)
直輝の妹。

守口修斗 / 青木崇高(あおきむねたか)
直輝の先輩のバスケットボール選手。

金沢しおん / 小松彩夏(こまつあやか)
新人チアリーダー。

春日部良夫 / 金田哲(かなださとし)
バスケットボールチーム･JC ARCSのマネージャー。