BOSS
[第8話]
絵里子(天海祐希)は暴力団幹部の射殺事件を担当することに。今回は、捜査一課と合同で捜査を行うことになった。被害者から摘出された銃弾から、犯人は対立する暴力団幹部の谷本(工藤俊作)だと判断する。真実(戸田恵梨香)、片桐(玉山鉄二)、花形(溝端淳平)を連れて、捜査一課と共に谷本の潜伏へ向かうが、谷本は逃走する。絵里子と片桐が追跡するが、2人の目の前で何者かによって射殺されてしまう。犯人は100mの距離があると思われるビルの屋上から、たった一発で谷本を仕留めたのだ。06/04放送
射撃主がいたビルの屋上には、薬きょうとまだ捨てたばかりのタバコの吸殻が落ちていた。周囲を見渡す絵里子と片桐。その時、片桐の携帯に電話がかかる。通話をする片桐はひどく動揺する…。
数日前、対策室に左胸を赤インクで染めた人形が送られてきた。差出人は不明だ。絵里子は谷本の殺害を「予告殺人」と推測する。
山村(温水洋一)と岩井(ケンドーコバヤシ)は、山村の「フィアンセ」がホステスとして働いている店にいた。山村は自分のフィアンセだと菜々美(小西真奈美)を紹介する。岩井が見るからに、どうみてもカモにされているとしか思えない。
その頃、車で聞き込みにやってきた小野田(塩見三省)と川野(長谷川博己)たちのところへ片桐が走ってくる。「車の中に入れ!」片桐が叫んだ瞬間、川野が胸を撃たれて倒れこむ。見ると、ビルの上から犯人がライフルで狙っているではないか。小野田は片桐に向かって「撃て」と叫ぶ。咄嗟に、片桐も銃を構えるが、結局、撃てなかった…。
絵里子は、片桐に「なぜ川野が狙撃された場所にいた」「誰に聞いた」と尋ねる。しかし片桐は一切答えない。
絵里子は野立(竹野内豊)を呼び出すと、部長クラスしか閲覧できないデータベースのパスワードを聞き出した。
資料を閲覧すると、そこには3年前に片桐が関わった事件が記されている。当時、片桐の上司は小野田だった。
野立てに詳しい事情を問い詰めると、しぶしぶ白状する。
小野田の命令で、片桐は川野とともに谷本を追っていたのだ。片桐たちには谷本に対して発砲許可が出ていた。
そこに、谷本と思われる男が…。「動くな!」片桐の言葉に男は静止するが、その後、スッと上着の胸ポケットに手を入れた。片桐は発砲し、男の肩を撃ち抜いた。
倒れた男は谷本が仕組んだダミーだった。男が握っていたのは拳銃ではなく着信中の携帯電話だった。撃たれたのは、武藤(松田賢二)というチンピラで、救急車で運ばれるも死亡してしまう。上司は片桐を守らなかった。諮問委員会で片桐は“独断の発砲”とされ、ほかの部署に飛ばされる。以来、片桐は組織を信じなくなり、銃も撃てなくなったのだった。
片桐の過去を聞いた絵里子は頭を抱える…。
片桐は犯人からの電話で自らの命を絶つことを強要されていた。桐が死ねば、ターゲットになっている人は助かると言う。迷いながらも、片桐は自分の拳銃に手を掛けた。
そこへ絵里子が入ってきた。絵里子は、「今すべきことは、ひとりでも多くの犯罪者を捕まえること」と、片桐を諭す。さらに「組織は信じなくいい。でも、仲間は信じなさい!」と付け加えた。
対策室に3体目の人形が送られてきた。対策室の仲間が「片桐が危ないのでは」と焦るが、対策室に戻ってきた片桐は「狙われているのは小野田だ」と明らかにする。絵里子は小野田の警護を申し出て、翌日から、「対策室」は小野田の警護にあたった。
翌日、車での移動中、小野田と3年前の事件の話をしていた絵里子は、「片桐に射撃命令を出したのは、参事官・屋田(相島一之)では?」と訪ねる。それを小野田は否定しなかった。
絵里子は、犯人が狙っている真のターゲットに気づく――犯人が狙っているのは、屋田だ!
一同は、屋田がいるジャパンスタジアムに急行する。
そのとき、山村から連絡が――。犯人は女性だというのだ。名前は、菜々美。昨晩、菜々美のマンションで酔っ払って寝てしまった山村。朝、起きて、菜々美の姿を探して部屋内を歩いていると、武藤の写真にタバコが供えられており、その側に、片桐・川野・屋田の写真が貼り付けられているボードを発見したのだった。菜々美は、元、オリンピック代表の候補生だったのだ!
絵里子たちが駆けつけたとき、菜々美は屋田を狙って発砲していた。「伏せて!」絵里子たちは叫びながら入ってくる。絵里子と片桐は、菜々美を追う。ライフルの設置された場所には、菜々美の姿はなかった。
観客席を縫うように菜々美を探す絵里子たちの前に、屋田のこめかみに拳銃を当てて歩いてくる菜々美が! 拳銃を置くように言われた絵里子は菜々美に従うしかない。
そこに片桐もかけつける。菜々美は、射撃の指示を出したのは屋田。そして、片桐が撃てなくなったのも屋田のせいだと声を上げた。
「やっぱりな――」片桐は銃口を菜々美から屋田向ける。その様子を見た絵里子は、自らの拳銃に手を伸ばすようにかがみながら、「撃て!」と叫ぶ。
絵里子の声に、菜々美は絵里子に銃口を向けるが――次の瞬間、片桐が菜々美の銃を狙って発砲する。すると見事に拳銃だけが弾かれ、絵里子が菜々美を確保した。
逮捕された菜々美が通り過ぎようとしたとき、片桐は菜々美に「ご迷惑をおかけしました」と謝罪する。深々と頭を下げる片桐に、菜々美は、「武藤が撃たれたときに電話をかけたのは自分だった」と告白。武藤は撃たれたのは自分のせいではなかったのかと、ずっと責任を感じていたと話した。菜々美は武藤の殺害現場にずっと花束を供えていたのだ。
片桐は菜々美に、「これからは自分が武藤への花を供える」と告げると、菜々美は小さく頭を下げた…。
06/30
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第1話
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011