BOSS
[第6話]
「特別犯罪対策室」の今回の仕事は英明女子学院の教師殺害事件だ。被害者は体育教師の増岡剛(松田悟志)。自室で頭部強打、殺害されていた。05/21放送
現場に凶器など一切の遺留品がないのを見た絵里子(天海祐希)は、犯人像を「頭がキレる天才肌」「几帳面」「粘着質な性格」と推測する。
絵里子は、真実(戸田恵梨香)には殺害現場の調査を、片桐(玉山鉄二)と花形(溝端淳平)には英明女子学院への聞き込みを、岩井(ケンドーコバヤシ)、山村(温水洋一)には被害者周辺の聞き込み・調査を指示。絵里子自身は真実と一緒に殺害現場へ足を運んだ後、英明女子学院へ向かう。
学校の来客用玄関で絵里子は女子高生・石原由貴(志田未来)と会う。由貴はすぐに恵理子を刑事だと見抜く。彼女は学年で一番の秀才らしい。
片桐の聞き込みで、以前、由貴は殺害された増岡と交際していたことがわかる。
絵里子は、野立(竹野内豊)の承諾を得て、由貴から任意で話を聞くことに。
由貴に増岡と交際の件を尋ねると、彼女はあっさり「1カ月間だけ付き合っていた」ことを認める。また、事件発生時刻のアリバイを尋ねると、由貴は「塾の自習室にいた」と言うがそれを証明する人はいなかった。
その頃、増岡周辺の聞き込み・調査をしていた山村と岩井が、増岡の自宅近くのゴミ箱から凶器などを発見する。その中に増岡の同僚教師・二宮奈津子(西山繭子)の写真があった。
奈津子に事情を聞くと、奈津子も増岡との交際は認めるものの、「増岡を殺していない」と否定する。 しかし、科捜研の玲子(吉瀬美智子)は、遺体から日本では珍しいマニキュア成分を検出、絵里子に報告をしていた。そのマニキュアを扱う輸入雑貨の顧客リストに奈津子の名前が…。状況証拠は奈津子がクロ。しかし、絵里子は「犯人は別にいる」と考える。
その頃、由貴のアリバイが見つかる。増岡の死亡推定時刻に塾周辺のコンビニにいたことが、店の防犯カメラに写っていたのだ。
さらに聞き込みを進める中で、新たな関係者が浮かび上がる。増岡の死亡推定時刻に、増岡のマンション前で、由貴の親友である坂井沙織(水沢奈子)が自転車に乗っていて、タクシーに接触していたのだ。花形らが沙織の周辺を調べると、沙織も増岡と付き合っていた事実が浮き上がる。
絵里子は由貴に、「捜査のために沙織にポリグラフ<嘘発見器>を受けるよう話してほしい」とお願いするが、「沙織は犯人ではない」と言うばかり。さらに、「奈津子のほうはどうなっているのか」と聞いてきた。
絵里子は「完璧に偽装工作する犯人が証拠品を現場の近くに捨てることはありえない」「自分と同じ“豊洲”のDo Sports(スポーツクラブ)に通っている奈津子が犯人とは思えない」と由貴に話す。さらに、「増岡の日記と、携帯電話が見つかっていない」と付け加えて…。
由貴は「二度と学校に調査に来ない」ことを条件に、沙織がポリグラフを受けるよう説得することを了解する。さらに、自分もポリグラフに立ち会うと言った。
その後、由貴と一緒に沙織がポリグラフを受けるために警視庁へとやってきた。様子を隣室で見守る由貴…。沙織がポリグラフを受けていると、突然、由貴が「取調室のカメラが自分を撮影している」と叫んだ。赤外線モニターで顔の毛細血管の温度を測って、自分の緊張度を測っていると激怒する。さらに、もう一台が瞳孔の収縮を測っているという。
そんな由貴に対して、野立や絵里子は、増岡の死亡推定時刻に1時間の誤差があったことを話す。絵里子は、由貴にも犯行が可能であると説明したのだ。
「私が疑われている…」由貴は焦りを隠せずにいた。
数日後、沙織が学校を休んだ。由貴は嫌な胸騒ぎを感じる。
由貴の学校帰りを絵里子が待っていた。
取調室で絵里子は「自分の推測」と前置きしてから話し始める――。
由貴は沙織から増岡の頭を殴打し重症を負わせる。「増岡を殺してしまった」と思った沙織は由貴に助けを求めた。そこで由貴は増岡のマンションへ行き、指紋を拭き取ったり、温めたお湯を入れたペットボトルで増岡の体を温めて殺害時間を誤魔化そうとしたり、酵素入り漂白剤を遺体にまいたりするなど、いろいろな偽装工作を行う。ところが死んだと思っていた増岡が意識を取り戻したので、由貴が増岡の頭を殴打し殺害、さらに酵素入りの漂白剤を遺体にふりかけた。証拠隠滅を図った酵素入り漂白剤。しかし時間差で2度撒いたために血痕と混じり合った漂白剤の濃度の違いが発生、古い血と新しい血があったことがわかってしまった。
絵里子は推測を話した。
由貴の犯行動機については、「増岡の本命は奈津子で、自分が軽んじられたこと」と分析する。
ところが由貴は状況証拠に過ぎず、物的証拠がないと強気だ。
すると絵里子は「奈津子の通っているスポーツクラブのロッカーから日記が出てきた」と言って、由貴に増岡の日記帳を見せる。
それを見た由貴は、「そうよ!それこそが確たる証拠よ」と興奮する。
しかし、増岡の日記は絵里子のスポーツクラブのロッカーから出てきたのだ!
呆然とする由貴…。
奈津子は確かに絵里子と同じクラブに通っていたが、絵里子は豊洲店、奈津子は南砂店に通っていた。
絵里子は自分のロッカーに奈津子の名前を貼り付け、「奈津子のロッカー」を装ったのだ。
するとそのロッカーに「増岡の日記」が入れられたという…。
「スポーツクラブのことは由貴以外の誰にも言っていないのに、どうしてかしら?」絵里子は由貴にそう話しかける。
それを聞いた由貴は、犯行を認めた。
動機は、その日記にあったという。増岡の部屋で証拠隠滅を図っているとき、由貴は日記を見つけたのだ。日記にはほかの女性のことは細かに書かれていたのに、自分のことは全く書かれていなかった。まるで何もなかったように――それが許せなかったという。
06/30
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第1話
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011