ビューティフルレイン
[第7話]
圭介(豊川悦司)の義父母・上原一夫(浜田晃)と愛子(岩本多代)がやってくることになった。美雨(芦田愛菜)は大喜びだ。ママのお墓参りや買い物など、楽しいイベントにワクワクだった。08/12放送
そんな美雨の様子を見ながら、圭介は悩んでいた。義父母に自分の病を伝えるべきかどうか…。結論が出ない圭介は職場の社長でよき理解者の富美夫(蟹江敬三)と千恵子(丘みつ子)に相談する。すると富美夫は「まだ言わなくてもいいのではないか」と言ってくれた。圭介の病気のことを知る同僚・宗田(でんでん)も同じ事を言ってくれる。
そんななか、事件が! 秋生がやりかけで置いて行った仕事。「あとでやりますから」と圭介に直接言ったのに、出かけている間に圭介(豊川悦司)が捨ててしまったのだ。
「どうして!」怒る秋生に、圭介は謝り、自らの病を告白した。「今までのことをどんどん忘れていってしまう、一生治らねえ病気にかかっちまったんだよ」
圭介の言葉を聞いた秋生は衝撃を受ける。そして秋生は泣きながら圭介に謝った。「謝るのは俺の方だ」圭介は自らの失敗で迷惑をかけたことを詫びた。
アカネ(中谷美紀)は「病状を正直に話すことはもちろん、今後症状が悪化したときに備えて、美雨ちゃんをどうするかきちんと相談しといた方がいい」と圭介にアドバイスする。「問題が起きてからじゃ遅いのよ」この言葉は重かった。
そこで“リハーサル”で、美雨を義理父母の元にお泊りさせる事にする。しかし圭介や周囲の様子から、美雨は察知する。「何で離れて暮らさなきゃいけないの。父ちゃんの病気はもうすぐ治るんでしょ。それなのに何で美雨だけ沼津に行かなきゃいけないの…」
美雨の言葉に戸惑う圭介。しかしいつまでも周囲に迷惑をかけてばかりもいられないだろう。圭介は決断をする。
09/16
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キャスト
木下圭介 / 豊川悦司(とよかわえつし)妻と死別して以来、工場の離れで幼い娘と二人暮らしをしている金属加工工場の職人。
明るい性格で仲間に囲まれ、少年野球チームの監督も務めている。
ある日突然「若年性アルツハイマー」であると診断されてしまう。
木下美雨 / 芦田愛菜(あしだまな)
圭介の娘で、しっかりしているが中身はまだまだ子ども。
母を亡くした寂しさを、父ゆずりの明るい性格ではねのけていた。
西脇アカネ / 中谷美紀(なかたにみき)
圭介が勤める中村産業の社長の娘。サバサバした性格で、心根の優しい女性。
意志の強さを持つが、その裏返しで意地っ張りな一面も。
下町の人間関係を嫌ってエリートの夫と結婚したが、ある日突然工場に戻ってきた。
実家に戻ってきた理由を誰にも明かそうとしないが、圭介と美雨と過ごすうち、心に変化が…。
勝田秋生 / 三浦翔平(みうらしょうへい)
圭介が務める工場の後輩職人。高校中退の元不良。
明るく脳天気で根が軽いためしょっちゅう圭介に怒られているが、打たれ強く根性があるためなんだかんだ可愛がられている。
仕事や社会に対してある種の諦めを持つ今時の若者だったが、圭介が病気に立ち向かう姿にだんだん影響を受ける。
古賀豊 / 安田顕(やすだけん)
圭介の主治医である医師。
病気を告知され衝撃を受ける圭介に、冷静ながらも真摯な態度で接する。
美雨と同世代の息子がいる。
松山菜子 / 吉田里琴(よしだりこ)
青果店の娘で、中学1年生。商店街の看板娘。
美雨の憧れの女の子で、バレエの先輩。
美雨にとっては、わからないことを何でも相談できるお姉さん的存在。
立花健太 / 君嶋麻耶(きみじまあさや)
美雨と仲良しの町のお巡りさん。
警官としてビシッとしようとするが、子どものころからこの町で育ったため、皆からはいつも坊や扱いされるのが不満。幼い頃からアカネに憧れていた。
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