雷神−RAIJIN−
“ライト二ング”〈雷神〉の異名をとる辣腕刑事、ジェイコブ・キング
(2009/01/22)

メンフィス市警のジェイコブ・キング(スティーヴン・セガール)は、“ライト二ング”〈雷神〉の異名をとる辣腕刑事。しかし10才の時、双子の弟が殺害される現場を目撃したジェイコブは、今でも過去の悪夢から逃れることができずにいた・・・。

ある夜、緊急通報を受けたジェイコブは、黒人の相棒ストーム(クリス・トーマス・キング)と共に、現場に急行した。そこには、両手両足を杭で固定された若い女性が地面に横たえられていた。彼女の胸には爆弾が埋め込まれ、時限装置のカウンターが点滅していた。連続殺人犯ビリー・ジョー(マーク・コリー)の仕業と見破ったジェイコブは、現場を見下ろす通りの反対側のアパートに忍び入った。室内から現場の様子を観察していたビリーは、背後に潜むジェイコブの存在に気付き、壮烈な戦いが繰り広げられた。そしてジェイコブに組み伏され、時限装置を解除するコードを自白させられたビリーは、ジェイコブの決め技に弾き飛ばされ、窓ガラスを突き破って地上に落下、逮捕された。

ジェイコブは、すでに5人もの犠牲者を出した“グリフター”(流れ者)と呼ばれるもう1人の殺人鬼を追っていた。その犯行現場には、つねに占星術の記号/暗号を書いた紙が残されていた。捜査の監視役としてFBIから送り込まれたフランキー・ミラー捜査官(ホリー・エリッサ・ディグナード)と共に検視官のコロナー(アイザック・へイズ)のもとを訪れたジェイコブは、新たな犠牲者にも星座を象徴する記号が刻印されていたことを知る。次の殺人が実行される前に暗号を解読しなければならない―。ジェイコブは手掛かりを求め、図書館に赴いた。そしてようやく解読した暗号が何かの“詩”であることに気付く。それを司書に聞かせたところ、その詩は「スレット」という地元のバンドが唄っている曲の歌詞に酷似しているというのだ。すぐさま「スレット」のライブ会場を訪れたジェイコブは、ヴォーカルのラザラス(マイケル・フィリポウィック)こそが“グリフター”であることを察知、追跡を開始した。

逃亡したラザラスを追い詰めるため、全市内に非常線が張りめぐらされる中、暴力で自白を強要されたと訴え、釈放されたビリー・ジョーが、ジェイコブに復讐を誓っていた。ビリーの標的は、ジェイコブと同棲している女性巡査、セリーヌ(カリン・ミシェール・バルツァー)だった。ジェイコブは、“グリフター”の次なる殺人を食い止め、またビリーの魔手からセリーヌを守ることが出来るのか―。



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